「ボクサー役の俳優陣にただ拍手」春に散る akiさんの映画レビュー(感想・評価)
ボクサー役の俳優陣にただ拍手
プロ資格を取ったという横浜流星だけでなく、
窪田正孝も顔細くなっててあれ?別人?と思ったり。
佐藤浩市もよく動いてたし鶴太郎もかっこよかった。
心臓悪くてスパーリングなんて無理でしょうとか、多分原作だと意味があるシーンなんだろうけど飛びすぎて訳わからんなというところとか沢山あったけど。
いやあ最後の試合は本当の試合見ているようだった。
頭くらくらシーンもカメラワークで本当にくらくらした。
本物のボクシングの試合見たことないけどきっとこんなハラハラ感を楽しむんだろうなと思った。
でも痛々しいので私には格闘技はやはり厳しいかも。
ほんと俳優さんの映画にかける努力ってすごいんだなって頭が下がりますた。。
澤木耕太郎って深夜特急しか知らなかったけどこんな話も書くんだねえ。
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kazzさんのコメント
2023年9月17日
沢木耕太郎には「一瞬の夏」という伝説的なノンフィクションがあります。
あるボクサーの再起を追ったルポのはずが、ボクシング界の因習に阻まれるボクサーとトレーナーに途中から沢木耕太郎自身が協力していきます。
ルポライターが取材対象に影響を及ぼし、自らがルポの登場人物になってしまったことは一部の専門家から批判されましたが、結果的には賞を得ています。
様々なスポーツにまつわるノンフィクションを著している沢木耕太郎ですが、ボクシングには特別な思いを持っていると思います。
「春に散る」は、ボクシングの世界を知っている沢木耕太郎が、敢えてファンタジーとして書いた小説だと思います。
映画とは印象が違うと思いますので、よろしければ「一瞬の夏」と併せてお読みください。