「ほのぼのといい映画」こんにちは、母さん プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
ほのぼのといい映画
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大会社の人事部長の大泉は、人をクビにすることに辟易してた。
しかも学生時代からの友人にも退職勧告せざるを得ず、友人は逆上し拒否。
野暮用で実家に帰ると、母親が中心になってホームレス支援をしてた。
またその活動で知り合った神父に恋をしていた。これも苦々しく感じてた。
また妻と別居が続いてて、離婚する方向になりそうなのも悩みの種。
そんな両親を嫌がった娘は、大泉の母の家に寝泊りするようになった。
上記友人は、故意ではなかったが会社の偉いさんに怪我をさせてしまう。
会社はこれを口実に、クビを言い渡す。大泉は独断で自主退職として処理。
退職金が出るようにとの取り計らいだったが、
これが原因で大泉がクビになる。もちろんそれは覚悟の上だった。
さらに離婚もし、住んでた家を売却し、実家に住むことになる。
母は、恋する神父が故郷の北海道に異動で去り悲嘆に暮れてたが、
息子との同居を喜び、共に前を向いて歩いて行こう的な感じで終了。
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寅さんは見たことないし、山田洋次監督の作品を見たのはこれが最初かも。
随所に古臭さは見られたが、決して嫌いではなかったな。
役者も吉永・大泉・永野芽郁・寺尾聡とクリーンなイメージの人達が揃う。
だから何かアットホームな雰囲気で良かったな。
予告編では吉永が破天荒過ぎる役みたいな印象を受けたが、
決してそういうわけではなくて安心したわw
舞台は多分現代やと思うのやが、チャリの豆腐屋が通り過ぎるシーンがあって、
もしかしたら古い時代を描いた作品やったのか?そのへんは不明。
目的もなくただ話が進んでいく、こういうパターンの作品を昔は嫌ってた。
今は、これはこれでいいなと思えるようになってるわ。