劇場公開日 2022年12月23日

「娘を持つ父にとっては、心が締め付けられる」ほの蒼き瞳 bionさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5娘を持つ父にとっては、心が締め付けられる

2022年12月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 ハリー・メリングの神経質で華奢な感じが、エドガー・アラン・ポーの肖像写真によく似てる。ハマり役だよね。

 物語は、暗くて重い。妻に先立たれた上に、一人娘が駆け落ちして独り身となった元刑事が、陸軍士官学校で起きた学生の不審死を捜査することになる。

 推理小説の生みの親、エドガー・アラン・ポーだけあって、鋭く謎を説いていく。後に酒で身を持ち崩すことになるポーは士官学校の時点で、からみ酒の一面を見せる。

 娘を持つ父にとっては、心が締め付けられるシーンがあり、けっこうハードな物語でございます。

bion