「戦争の無益さをあらためて感じさせられるリアルさ」西部戦線異状なし いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争の無益さをあらためて感じさせられるリアルさ
戦争ものは辛過ぎるがゆえ個人的には敬遠しがちなのだが、以前より聞き馴染み深い題名とNetflix配信作品でありながら第95回アカデミー賞9部門ノミネート4部門受賞という快挙に惹かれて鑑賞。
オープニングから予想通りというか予想以上にリアル過ぎる描写は、思わず目を逸らしてしまうほどどぎつい。次々にメインキャストが戦死してしまう如何ともし難い流れも本当につらい。
全体を通して映像はとてもきれいなのだが、この澄んだ映像がリアリティを増殖させこの地獄絵巻の悲劇に拍車をかける。
色々と思うところはあるが、観終えた直後の率直な感想としては、やはり戦争ってなんて無益なものなのだろうか、に尽きる。
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