「(良い意味で)しんどすぎる」西部戦線異状なし ひとさんさんの映画レビュー(感想・評価)
(良い意味で)しんどすぎる
戦争映画の大事な要素の1つとして
「戦争の虚しさを伝える」
というものがある
その事において、この映画は
トップクラスだと思う。
お通しは戦争映画テンプレートの盛り合わせ。
メインディッシュに到達するまで様式美で
正直、戦争映画を見てきた方々にとってはやや
辟易としてしまうか、歴戦の愛好家様達に
「こういうので良いんだよ、こういうので」
という塩梅になっているかもしれない。
だが、待ってほしい。
メインディッシュが運ばれてきた時に
感じる違和感と
完食後最後にお出しされるデザートがあまりにも
くどすぎてしんどくなってきた。
「まだ、デザートがあるんです。」
おいおい嘘だろ…
もう十分だよ。
全てを終え、あのデザートが本当の
メインだった事に気づく。
「なるほど、実に甘美であった。」
しんどい映画ですが満足感に満ち足りた
険しい顔になれると思います。
これがあの伝説の戦争映画か。
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