劇場公開日 2023年4月22日

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「なんとも不思議な」独裁者たちのとき ゆみありさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5なんとも不思議な

2023年4月25日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

ここは冥界?靄ったモノクロ映像の中、兵士の死体とおぼしきものもチラホラ。蠢く虫のような大衆も背景に現れたりもする。そこを歴史ドキュメンタリーなどでお馴染みの男たち、ヒトラー、スターリン、チャーチル、ムッソリーニがふらふらと歩いている。名だたる独裁者であり大量殺人の張本人でもある(チャーチルもこの括りに入るの?)。彼らは「私を支持する民衆が…」と自画自賛を述べたりもするが、これに対してお互いに皮肉と揶揄を返す。彼らの発する大量の言葉は意味深で哲学的ととれなくもないが、結局言葉の意図なんて、何もないんじゃないかな。僕は全部空っぽに聞こえたけど、どうなの?
すべての映像は実際のものを編集したものであり、彼らの姿を長々と(78分だから映画としては短いけど)観るのはなんとも不思議な感じ。

ゆみあり
ゆみありさんのコメント
2023年8月30日

チャーチルが人種差別主義者だったというのは紛れもない事実だと思います。その犠牲になった有色人種(インド人や黒人)はたくさんいたと思います。だからこの映画でヒトラーやムッソリーニと同じように取り上げられたんだと思いますが。…当時人種差別主義者でなかった白人なんてほぼいないんじゃないのかな。

ゆみあり
Mさんのコメント
2023年8月30日

チャーチルもなんですよね。

M