「長さの意味」彼方の閃光 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
長さの意味
2024年劇場鑑賞41本目。
10歳まで全く目が見えず、手術である程度回復はしたが色が判別できず
モノクロの世界に生きる男の追体験をさせたいのか、モノクロで描かれていく物語。
目が見えない時から祖父に聞かされてきた、被爆者を撮影した写真家の画集を盗み、その勢いで長崎に行って運命の相手と出会いドキュメンタリー映画を作るという話なのですが・・・。
その画集を盗むとか、池内博之演じる男との関係とか、なんかいらないノイズがところどころって惜しいなと感じるのは減点内容となるのですが、そういったいらない要素で時間稼ぎをして長いなこの映画、と退屈してきたところに最後の仕掛けが炸裂して、ああ、ダラダラ時間稼ぎをしていたのはこのためだったのか、確かに90分くらいの作品じゃここまで心に響かなかったな、と思った次第で、そこの演出だけで一気に点数が引き上げられた感じです。
ただパンフレットは3000円くらいするので高すぎます。
コメントする