「多様なインタビューによる深掘り」共に生きる 書家金澤翔子 falsemanさんの映画レビュー(感想・評価)
多様なインタビューによる深掘り
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見たかった映画だったが近くの映画館で予告なしに上映が終わってしまい、わざわざ遠出して鑑賞。頑張って見に行って良かったです。
素晴らしい書は翔子さんの特性や鍛錬があってこそのもの。特別な書として芸術家やコレクターの方々の評価されるのも非常に納得だった。
同じダウン症の子を抱えた親に希望を与えている点も感動的。
ただ、そこに至るまでの2人、特にお母さんの苦労は計り知れない。お地蔵さん巡り、普通学級の限界への直面、夫や妹の死…翔子さんに般若心経をひたすら書かせていた時も色々想いはあったのだろう。
「自分が死んだ時に子供が生きていけるように」という言葉もあった。親とはそういうものかもしれないが、障害のある子も含め、もっと気苦労なく子供を育てられる社会になれば良いなぁと思う。
複雑な気分は残るが非常に良い映画だった。
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