「ロマン過剰なれど」燈火(ネオン)は消えず またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
ロマン過剰なれど
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01年から08年までを過ごした街であり、香港の現代劇にはどうしても甘めになる。最後の訪問が19年、まだネオンの名残はそこここに見られたし、ネイザンロードなどのいくつものネオンが失われていたことを改めて知る。
ストーリーは甘く、仕掛けられたいくつもの小技にも嫌味はない。特殊すぎる時代背景をもつ香港ながら、昭和を知る日本のオッサンにも響く側面も多かった。サイモン・ヤム、クタクタのシャツ着ててもカッコ良かよ。シルビア・チャン、流石に老けたけど品があったよ。娘の名前、チョイホンは彩虹と書いて、工房の窓の七色のネオン管を想起させた。あと、箸でどんどん他人の御椀におかずを入れていく様子、設定が頃な前なのか不明ながら、いかにも香港らしい。
(さらば宇宙戦艦ヤマトに幻滅したあとで口直しに突然鑑賞。満足して帰路につくことができました。)
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