「変態選手権」マンティコア 怪物 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
変態選手権
『マジカルガール』でも日本のアニメ、漫画好きをいかんなく発揮していたカルロス・ベルム監督の新作を、2022年 第35回東京国際映画祭にて鑑賞。
今回も自宅でゲームのクリーチャーデザイン&ゲームCGの仕事をしている主人公に、「伊藤潤二のホラー漫画の新刊が出るから書店へ買いに行く」などと喋らせたり。
『魔界村』に『ファンタスティック・プラネット』を登場させるなど、なかなかの趣味拗らせぶりを発揮。
そして、まったく真っ当じゃない超ヘンテコな恋愛模様。
さすがだ。
最初から最後まで変態だった。
「誰が一番変態か選手権」みたいな映画でした。
タイトルはペルシアの神話に出てくる、人面・ライオンの胴体・コウモリの翼・サソリの尾を持ち、姿の美しさとは逆に人を喰う、伝説の魔獣のそれ。
数々のRPG、カードゲーム、漫画、アニメ、映画に登場するメジャーなモンスター。
代表的なところで、『遊戯王』、『ファイナルファンタジー』、『ダンジョンズアンドドラゴンズ』、『ファンタスティック・ビースト』シリーズ、B級映画なら『マンティコア vs U.S.A.』『マンティコア -湾岸の怪物-』とかにも出てきます。
今作ではてっきり主人公の作っているゲームのモンスターのことかと思いきや、まさかそんな意味とは……って、ネタバレになるから詳細は書けませんが。
展開が予想できずに、超驚きました。
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