N・Pのレビュー・感想・評価
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解けない自己暗示
48歳で自殺した作家の書いた97話の短編小説「N・P」と、子供たちの話。
会話のシーンも多々あるけれど、全ての音は消されていて、BGMや状況に合わせたSEがつけられている中で、必要なセリフには字幕があったり、ブラックバックに白抜きの字幕のみの画面で説明したりというつくり。
マニアが探す幻の98話目を持っている女と近親相姦が題材の98話目に書かれている女が出会い…という物語だけど、あらすじ紹介を読んでいないと背景が少し解り難いし、固定画面の中で小さな動きをするだけの映像が多いから、映画をみているというよりも、挿絵付きの小説を読んでいる様な感覚になる。
更には呪われてるとか99話目とか載っかっていって、結構ドロドロな話しだけど、感情移入出来る内容ではないし、動きの少なさからかめちゃくちゃ淡々としているし、自分には響くものが何一つなかった。
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