「宇宙の中で」銀河鉄道の父 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
宇宙の中で
「銀河鉄道の夜」を中学生の時に読んでから賢治のファンです。子供から大人になる多感な時に賢治の幻想的な世界観と哲学が妙に心にフィットしてしまい、花巻の宮沢賢治記念館に行ってしまったほどです。
朴訥としたイメージである賢治の父親が熱血漢だったことが意外でした。だけど政次郎よりも頑固な賢治が文学者という生き方を選べたのも政次郎に柔軟性があったからなんですねよ。妹トシとの絆も深いものでした。金子みすゞも弟の上山雅輔との絆が深かったですし、当時の地方では文学者の良き理解者とは、なかなか出会えなかったのかもしれないですね。
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