「役所さん、菅田君とあらば見に行かずにはおれません。期待通りの熱演で...」銀河鉄道の父 ハマーさんの映画レビュー(感想・評価)
役所さん、菅田君とあらば見に行かずにはおれません。期待通りの熱演で...
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役所さん、菅田君とあらば見に行かずにはおれません。期待通りの熱演です。
原作未読でもタイトルからしておよその展開は読めます。そこをどう料理されてるのか興味がありました。
一言で言うと
父親の、長男である賢治に対する思い入れと期待、不協和から受容へと変化する物語です。
賢治の創作には妹の存在が大きなきっかけとしてあり、農業に従事し農民と汗水流したことも人生観に大きな影響を与えています。
父親の物語であると同時に、やはり賢治の心理推移も必要なためW主演みたいな感じでした。
役所広司◎ 日本の宝です。詩の朗読で泣けます。(もっと老けていってもよかった)
菅田将暉ま◎ 賢治本人の映画でも一本成り立ちそう。鬼気迫る憑依型演技。(賢治の学生生活のシーンを入れてほしかった)
森七菜◎’ セリフに声が乗っている。「きれいに死ね!」にびっくり&納得。
田中泯◎ もっと賢治に影響を与えるのかと思いきや...。短い見せ場で熱演。
坂井真紀◎ 最後のシーンでもってかれました。クレジットまで誰かわからず。(服装、髪が綺麗すぎる)
蛇足ですが、すべての役者さん共通。鞄をもっと重そうに持ってほしいです。軽々とされるとリアリティーが急に消える。
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