ウンチク うんこが地球を救うのレビュー・感想・評価
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AM A POOP(俺はI'm poor)
プープ、シット、NO.2・・・うんこの英語も色々あるけど、やっぱり子どもたちの無邪気なインタビューが最高だった。日本でもウンチ、糞、ダイ、排泄物、ばば・・・色々あるなぁ。そんな和やかムードのインタビューを織り交ぜながら、アポロ計画などの宇宙ゴミとしての糞尿の隠された実態。そして人類や動物たちの莫大な量のうんこについて語られていく。
アメリカ・メキシコ国境の問題や、歴史的にトイレが出来たのが220年前。単なる汚物ではなく、赤痢、ペストなどの感染症の歴史。ベルサイユ宮殿で貴族達が用を足す風景・・・興味深い史実も満載。
飲料水としての利用や汚水処理場、再生可能エネルギーとしてのウンコ。色々ベンキョウになった。SDGsを考えるためにも必見のドキュメンタリーだと思う。
みんな大好き!うんこの映画だよ!
2022年劇場鑑賞256(フン コ ロ ガシ)本目。
ポスターのウンチくんは一切出てきません。これを目当てに来たチビッコたちは「くそが!」と言ってがっかりするでしょう。
大自然のうんこを追うネイチャー系だと思っていたのですが、どちらかというと人類とうんこという感じで、うんこが長い歴史で人類の命を奪ってきたこと、気候に左右されず、化石燃料のような有限でもないんだ、スーパー資源であることなど様々なことからうんこのことを教えてくれます。
後、基本字幕なのですが、ナレーションだけ吹き替えです。基本吹き替えは嫌いなのですが、ナレーションとインタビューされている人が両方字幕だと画面がうるさすぎるのと、ドキュメンタリーに演技もクソもないのでこれは許容範囲内ですね。
そしてそのナレーションを務めるのが不倫うんこ声優こと鈴木達央というのが皮肉で最高でした。
自分一人しかお客さんいなかったのが残念なくらい映画でした。
【当たり前だが、生物は排泄する。このドキュメンタリー作品は、人類とうんことの関係性を病原菌の元など否定的に見るだけでなく、将来の”With うんこ”の可能性まで見せてくれる作品である。】
ー 否定的な部分、(10世紀、排水処理場がなく、川に垂れ流していたが故に、疫病の元になったとか、ベルサイユ宮殿にはトイレが無く、皆、見えない所で用を足していたとか、仏蘭西では壺に糞尿を入れて置き、窓から投げ捨てていたとか・・。
だが、上記は大体知っていたのだが、面白かったのは共存共栄ではないが、未来に向けてドンドン増加していくうんこと、人類との関係を模索する幾つかの研究者の言葉や、実験内容が実に面白かった作品。
まさか、ビル・ゲイツがうんこから水分を取り出す研究をしていたり、うんこの中に稀少物質が含まれているという事などは、眼から鱗であったなあ・・。
とても、面白いドキュメンタリー作品です。ー
たかがうんこ、されどうんこ
人間をはじめとした動物にとって欠かせないものでありながら、汚いものとして避けられてしまう“うんこ”に焦点を当てる。監督は本作の前には“おなら”に焦点を当てたドキュメンタリーを撮っており、やたらと下関係に興味がある様子。
ただ、内容は至極真面目。前作ではおならを聞くと何故笑ってしまうのかという深層心理を追求していたが、本作ではうんこにまつわる様々な“ウンチク”や現在抱える環境問題、そして可能性を秘めた未来を検証していく。昨今叫ばれるSDGsに沿っている上に、NHKのEテレで放送してもよさそうな内容なので、教育目的として観ましょう。
ただ鑑賞時は飲食しづらいけど。
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