「よく分からないけど、個性のある監督になりそう」ひとりぼっちじゃない だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)
よく分からないけど、個性のある監督になりそう
評価が著しく低いので、見るか迷いましたが、他の映画クチコミではそこまで低くないので鑑賞です。
クチコミサイトの特性ですが、公開時に低評価の口コミが重なると厳しいですね。逆も然りですが。
決めては、河合優美が出ていることと、この春、同じ監督でもう一作品あるそうなので。
監督はもともと脚本家で、ドラマ映画アニメなどで活躍されて、この映画の原作の小説を出版されたそうです。Amazonの評価も高いので、これも観る決心のひとつに。
脚本家と小説家は似ている部分が大きいと思います。あたまの中のストーリーを文字に起こすという意味では同じ作業なので。
ただ、それを映像にする監督となると話しば別なのかも知れません。
見た感想ですが、「よく分からない」というところです。
まず、主人公のススメのキャラがよく分からない。悩んだりいろいろしますが、とても感情移入は出来ないです。他のキャラも同じで、なんでそうなるのか謎の行動が多く、何か種明かしとか大どんでん返しがあるのかと思いましたが。
ネットにある原作のあらすじを読むと、全然違う話でびっくり。
多分、映画の2時間に収めようとした段階で、色々とカットした部分が多いようですが、カットした部分が悪かったのか。
ネタバレなしにしますが、最後のあの決断も、「へぇー、そうなんだ、でもなんで?」って感じで、何も心が動かない。
原作レイプと言ってもいいくらいのレベルですが、原作の小説も脚本も監督自身なので、レイプではなく自爆ですね。
監督の頭の中にはキャラが描けているのだとも思いますが、初見の観客目線が欲しいですね。かなり厳しい。
ただ、絵作りとかとてもアーティスティックで、映画っぽい、綺麗なシーンやかっこいいシーンもあったので、個性のある映画監督になるのかなと思います。
不思議な部屋で住んでみたいと思いました。
「無駄なシーン」というには勿体ないですが、それでもやっぱり同じ時間使ってキャラクターを描いた方が良い気がします。
脚本家出身の新人監督さんということで、これからも期待です。もしかしたら自分の原作じゃない方がいいのかも。次の4月の映画「サイドバイサイド」は楽しみです。
コメントありがとうございます。
井口理も出てましたね、、、意味は分かりませんでしたが。原作がないので、ネットで調べてもよく分からないですし、、モヤモヤします。