「コミュ障」ひとりぼっちじゃない いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
コミュ障
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丸で水の底(多分海水じゃなく淡水)に居る世界観を描いた作品である
その自己評価の低さを全面に纏う主人公 そして他人から観てもその形振りが非社会性を否定し得ないヒロイン そんな2人が水槽、又は川底で藻に絡みながら生きている姿を捉えた、かなりのダウナー系作品、もっといえば"環境映像"の親戚のような作品なのかも知れない
今作品の白眉はやはりヒロインの馬場ふみかの演技であることは間違いない 所謂"不思議ちゃん"をこれだけ綺麗に演じるイマジネーションの具現化に感服である
あくまで主人公のキングヌーは狂言回し ヒロインの摑み所の無さに翻弄される様を表現するピエロである 只、演技力が・・・ 研鑽を積むのか、それともあくまで本来の音楽活動に於ける表現幅の増強狙いか、今後の活動如何である
今作は原作本がマストのストーリーだということを鑑賞後のネット検索で認知した それ位設定や役柄の説明は無い そもそも環境映像だから削ぎ落としたのだろうし、もっと知りたければ小説を読めということなのだろう こういう演出、企画があっても私は応援したい
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