「馬場ふみかと河合優美の無駄使い」ひとりぼっちじゃない tomatoさんの映画レビュー(感想・評価)
馬場ふみかと河合優美の無駄使い
ネクラでコミュ障気味の主人公には似つかわしくない彼女は、主人公が脳内で作り出した幻覚なのかもと思ったが、そうでもないらしい。
冴えない主人公が、ミステリアスな彼女に振り回される話ではあるのだが、どこかフワフワとした感じの、夢とも現実ともつかない物語に戸惑うばかりで、結局、何が言いたいのかが分からない。
劇中、演劇を観た主人公が「イラついた」と言っていたが、訳も分からず、何の伏線にもなっていないエピソードの羅列を延々と見せつけられて、こちらも、いい加減、イラついてしまった。
それでも、もしかしたら、ラストに、「自殺」に絡めたアッと驚くようなオチが用意されているのかもしれないと淡い期待を抱いたが、これも完全に肩透かしだった。
作り手としては、観客に解釈を委ねたのかもしれないが、これでは、あまりにも説明不足で、不親切過ぎるのではないか?
コメントする