「ハッピーな世界観レゲエの世界」ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語 himabu117さんの映画レビュー(感想・評価)
ハッピーな世界観レゲエの世界
人生は楽しむためにあるんだ、そう言いたげに聞こえるレゲエミューシック。映画『ルードボーイ』にはそんなメッセージが詰まってる。日本から遠く離れたアフリカの音楽でありながら、センレイされた形に変化してまたたく間に世界に広がったレゲエミュージック
ジャマイカ発R&Bからレゲエに1950年代
いままで、聞いたことのない音楽だった。
どこまでも、ハッピーで、暗い言葉なんか出てこない。
R&Bからジャマイカ流に変化させてできたレゲエ。
始まりは、1950年題のジャマイカの酒場。
やがて、英国に渡り1960年代に、レゲエ専門レーベル「トレジャー・レコーズ」ができると。
またたく間に新しもの好きの英国人に、圧倒的支持を。
独自のリズム、ノリ。
それまでなかった、アフリカンな文化。
西洋人には、刺激的だよね。
一体これは何なんだ。
何処までも人生肯定的に、ハッピーに。
なんなんだろうな、私達と発想が違うんだよな。
渋谷のミニシアターのチケット売り場。
年の割には、あまりにもノリの軽いアンちゃん。
いい年だよね。
「あっそうすか」「その席で頼んます」「何処の席でもよかったんすよね」
なんかとっても自己中心的で、気分のハイそうな30代。
まあ、日本の基準からしたら、チャラいとかいわれるのかな。
でも、人間らしいよね。
見てくれじゃないんだよ、俺は人生楽しんでるんだよ。
そう言いたげに映るのは、典型的な日本人のわたしだから。
変な色眼鏡でみなければ、彼って人間らしいよね。
西洋人が忘れていた、人間らしさへの回帰が、レゲエの魅力か
そうかくと、またレゲエの本質からはなれてゆくかな。
とにかく聞いて、感じて幸せになってください。
レゲエは、そう言っている。
ただ、時代と共に以外と早く、1970年代後半には、衰退してゆくんだけど。
まあ、そのあたりは、映画でお確かめください。
生活の中に、レゲエを取り入れて、緩やかに生きるのもいいかもしれない。
試して見る価値はある。
なにも、忙しすぎる日本社会に合わす必要もない。