劇場公開日 2025年1月31日

ベルサイユのばらのレビュー・感想・評価

全192件中、161~180件目を表示

5.0歌劇だけど、ベルばらの世界を堪能

2025年2月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

アニメを映画化する時は、必ずアンチコメントがあるけど
本作は、オスカル、マリーアントワネット、アンドレ、フェルゼンの4人の恋模様を中心に、
けどオスカルの生き様を見事に描いていて、
これぞベルばら!!だと思いました

バスティーユ陥落のシーンは、涙を通り越して嗚咽しそうでした

ベルサイユのばら、ばんざい…!!

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けん

4.0歴史と宝塚歌劇の融合

2025年2月1日
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泣ける

悲しい

知的

N氏のYouTube大学で紹介されていて映画鑑賞しました
フランスの激動期と麗しき麗人オスカルと容姿端麗のマリーアントワネットの成長をミュージカル要素でうまく表現されておりました

教科書だけではその国の光と闇は学べないです

オスカルとマリーアントワネットの声優さんの演技が素晴らしかった!
エンドロールの綾香さんの歌声で涙腺崩壊しました
もう1回鑑賞しようかなと思いました

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ねね

4.0総集編のような作品

2025年2月1日
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興奮

萌える

オスカル推し
全体的なストーリーを理解するのに適した作品ではあったがある程度人物の相関図みたいな物が頭に入っていないとスタートから置いて行かれると思った。詳細を把握している訳ではないがギリついていけたかなぁって感じ。
知識レベルごとに賛否を呼びそうな作品でした。

12

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タイガー力石

3.0オスカルしか勝たん

2025年2月1日
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原作、その他のコンテンツは未読・未視聴ながら
革命期のフランス🇫🇷が舞台とあって、
史実をベースにしながらも、
オスカルという強力なキャラクターを主役に据えることで
魅力的な作品に仕上がっていると感じ、私は楽しめました。

ミュージカルっぽい仕立てには多少の戸惑いもありましたが、
音楽が澤野弘之だけあって、
スケールが大きく&ダイナミックな楽曲もあり好みでした。
しかしながら、ここまで頻繁に差し込まれると、
本当にミュージカルアニメにしてしまう方が良かったのではないかと思いましたね。

もうオスカルの圧倒的な魅力が素晴らしく、凛とした佇まい、言動、行動に痺れましたし、
ちゃんと女性としての幸せも束の間ながら得ることができて、本当に良かったなと思う一方、
悲劇的なラストに向かっていくあたりは、胸が苦しくなりました。
とにかくオスカルを見ているだけで引き込まれる、そんな作品ですね。
オスカルしか勝たん、そう思いました。

マリー・アントワネットの前半・後半でのキャラ変も良かったと思います。
天真爛漫な若い時代から、王妃となって時間が経過した後半では、声優 平野綾の演じ分けが
良かったです。

絵柄が原作を踏襲していても、古くさくなっていませんし、アニメ製作がMAPPAということもあり
実に昔と今の良いところがうまくMixされていたと思います。

よもやこんなに面白いとは思っていませんでしたし、
12/1のファーストデイだったからかもしれませんが、観客もそこそこ入っていてうれしかったです。

観てよかったです。

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ひでちゃぴん

3.5宝塚のイメージがこびり付いてるとは言え、ソレに引っ張られる必要はなかった

2025年2月1日
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泣ける

悲しい

萌える

少女漫画誌掲載の原作はコミックを流し読んだ程度でしかないため、今では記憶がスッカリ消失。TVアニメも見た記憶がなく、世間的にもイメージが強烈に結びつくのは『宝塚歌劇団』なのでしょう。タカラジェンヌ演じる『オスカル』に憧れて舞台女優を目指す『漫画』作品があり、それがアニメ化・舞台化という連鎖を生んでるくらいですし。

そのせいなのか、中盤まではそんな舞台劇の空気が色濃く進んでいきます。コレが腑に落ちず敢えてそうした理由でもあるのか?と。恐らく長編漫画を演劇や映画の尺に圧縮する必要性でそうなってしまい、それがテンプレ化した感があります。
ならば個人的には3部作などシリーズにすれば?と(お金の問題?)。コレはアニメ映画ですので『歌劇』的演出は微妙な気がするし。でもターゲット層にコレが刺さるのであればそう言う意図なのでしょう。
そんな感じで前半は相当駆け足で展開していく中、歌劇とグラフィック演出で時間経過を組み立てる演出が挟まります。コレもホントはシーンを描くべきでしょうが、紙芝居チックで(細部が多少動いてる場合も)らしくない構成。何だか今作の『MAPPA』は微妙にパフォーマンスを欠いてる感が‥‥

全体的にモッサリした感じに進んでいき、コレがラストまで続くと微妙だなぁと思ってた矢先、後半から段々エンジンがかかり始めたと言うか、一気に盛り上がっていきます。そこからは『フランス革命』の史実を題材に、貴族と平民の武力衝突によるパリ市内の争乱へと展開、並行して各キャラの色恋沙汰が悶々と進行します。
この後半〜終盤にかけては巧く行ってたので、前半もこうであれば良かったのに残念です、歌劇演出は相変わらず微妙ですが。傍らでご婦人方がお好み?なのか禁断・不成就・不相応諸々の儚い恋物語も粘り気が増してきて、恐らく観客全員が知る結末へと向かいます。

総じて作品の出来は可もなく不可もなくの、コレはコレでアリ的な仕上がりでした。メインキャラもシッカリ立ってましたし、前半のモタツキが気になる他は辛うじて纏まってはいたと思います。原作を知る往年のファンには賛否あるでしょうが、初観客にはまずまずウケそうな気がします。ベルばら入門編・初級者的な?(自分はコッチ😂)

以降余談ですが、個人的に記憶にガッツリ残っているのは『ラ・セーヌの星』の方で、後半でチョイ登場のロザリーを見て、ナゼかソッチが懐かしく回想されました。
また作中、ギャグネタとしてチョイチョイ出てくる、額の縦線と白目。当時のこの「ガーン!」の表現手法は印象深いですが、今でも少女漫画の定番? 『かげきしょうじょ!!』のさらさと愛ちゃんの例のシーンは、コレのオマージュかな?😳

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Geso_de_Nyoro

それでも涙が零れた

2025年2月1日
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見る前はせめて前編(王宮編)、後編(革命編)くらいにして欲しかったと思っていたし、それは今もあるけれど…しかしながら、オスカルが率いる平民出身者で編成されている衛兵隊兵士らに「人には心の自由がある!」と説き、そして市民側に立って戦うと宣言した時「私は訂正する。自由は心だけにあるものではない。神から与えられた体、手の指先一つ、髪の毛一本一本にもあるのだ!」と宣言した件。涙が零れた。自分は30数年やってきた教師と言う職業をもうすぐ去るのだが、生徒、或いは同僚らと振り返る言葉にこれが刺さってしまった。もう一度見る。

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sequi

1.5端折りすぎ

2025年2月1日
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原作至上主義の方には受け入れられないか…
宝塚の舞台が池田先生のキャラクターで
劇場アニメ化と思えばしっくりくる。

ベルばらの名がついていればどんな解釈も受け入れられる人向け。

作画と城沢さんの声だけはよかった。
田島さんには敵わないけど。

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sakutaka

3.5原作ファン知識アリなら4

2025年2月1日
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テレビアニメ版ベルばらを期待してしまうと少し物足らない
物語序盤はミュージカルテイストの駆け足な展開、原作知識がなしではセリフなし描写に何が起きてるのか分からないシーンもあります 逆に原作を読んでる方ならそのシーンで何が起きたか人物たちの心の葛藤なども脳内再生され問題なく楽しめると思います

原作ではフランス革命という時代の流れに翻弄された様々な人々の人生が描かれますが本作は何方かというとオスカルとアンドレの物語だったかなと感じました
先にも述べましたが尺の都合上これは正解だったと思います

それと特筆すべきはキャスティングされた声優陣のリスペストを感じました 特にオスカル役の沢城さんの演技には役者冥利に尽きるという心が伝わってくる様でした

世代の違う方で一度ご覧になられた方は原作を読んでもう一度、劇場に足を運んで欲しい

本作のテーマでもある気高く生きるという事、現代人の我々には難しいですが譲れないものを持つという気持ちになれるかも知れません。

追記:
賛否両論ある様ですが舞台挨拶の壇上の原作の池田氏の笑顔を見て私は納得しましたし今の時代にベルばらを伝えるキッカケとなれば十分に役目を果たしてると思います
ここから興味を持って原作やテレビ版を掘り下げて貰えれば過去作に携わった方々への称賛に繋がれば喜ばしい事だと思います。

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すぐ太る

3.5色んな楽しみ

2025年2月1日
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アニメであるし、ミュージカルでもあるし、フランス歴史の勉強になるし色んな楽しみ方ができますね。展開も早く飽きさせず、わかりやすかったです。

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ごっとん

5.0実写版の果たせなかったミュージカル調の演出と整理された物語でオスカルとアンドレの物語は永遠になる

2025年2月1日
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鑑賞方法:映画館

ベルばら歴は、アニメ全話から入り原作マンガ読み数年前にリバイバルされた実写版を見て舞台は見てないライトなファンです。(90年の劇場アニメ版は未見)

新作映画がアニメ化とミュージカルになると事前噂され新しい映像が公開されるとSNSで、作画などに賛否が出るなどの様子を横目で見てましたが、声優キャスティングに誰特?なタレントや吉本関西芸人がいないのと、歌の達者な声優さんをキャスティングしているなどの面で俄然興味湧き初日の夜に鑑賞。

場内はベルばらファンとお見受けする女性陣が殆どので、本編は超ベテラン脚本家の金春智子さん(70年代から活躍してる方で近年も日常萌系や悪役令嬢物アニメも手掛けている凄い人)のコンパクトにまとめた展開で、駆け足気味で原作やテレビアニメ版を見てないと分かりにくい部分もあるけど、登場人物を絞ってオスカルの最後までを描いてあるので、結構満足度が高い出来。(殆どの出番はないけどアニメや漫画でお馴染みのキャラもチラッと見せるサービスあり)

MV風のミュージカル場面も歌と曲も良いので悪くないと思うのと、配役の声優さんも適材適所で、文句なしの沢城オスカルや近年はミュージカル俳優として活躍してる平野綾のアントワネットも年齢を毎の演じ分が流石で、志垣太郎氏がハマり役だったアンドレ今回の豊永利行さんも良かった。
自分は存じてなかったがフェルゼン役の加藤和樹氏の声質と演技も素晴らしい(勿論歌もね)

後半の戦闘場面は、当時の歩兵の戦いを再現しておりリアルでありながら、オスカルの部隊が民衆側に助太刀するシーンなどは、これぞ王道の主人公だ!の行動も勇ましくて上がり見せ場になっている。

気になる点はあまりないけど、アニメ版のクールなアランに慣れているせいか、もう少しカッコよい場面も足してくれると良かった。(漫画版に近い)
ただ、オスカルと衛兵隊の面々が打ち解ける描写は割とあったので唐突感も少ないのは良かった。

個人的にミュージカル映画とはいえないが、原作と物語への解像度が高くて良質な作品だと思う。

余談
『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの恋人たち』などの名作を手掛けたフランスのジャック・ドゥミ監督が、日本の資本で実写版を一度映像化しているが、駄作や手抜き映画と言われネタ扱いの作品があるけど、こちらも最初はミュージカル映画にする予定だったと聞いていて、今回の作品は解答になっていると思う。(実写版がどうしてこうなったらのか?もレビューしてます

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ミラーズ

4.0不朽の名作はやっぱり偉大だった

2025年2月1日
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1972年から73年にかけて「週刊マーガレット」に連載された不朽の名作「ベルサイユのばら」のアニメ映画でした。男の子だった私としては、これまで存在は知りつつも、”少女マンガ”である原作にもテレビアニメにも宝塚の舞台劇にも全く触れて来ませんでしたが、半世紀以上経過してなお人気があるコンテンツであり、どういった点が多くの人を惹きつけ続けているのかに興味があり、本作を観に行きました。

その結果、とにかく原作の魅力がとてつもなく大きいことが感じられ、収穫のある鑑賞になりました。ではどの辺に魅力があるのか?既に語りつくされたことだとは思いますが、フランス革命という世界史上でも稀に見る大事件を背景にして、マリー・アントワネットやルイ16世をはじめとする実在の人物と、架空のキャラクターである主人公・オスカルらが混然一体となって多数登場し、作者の解釈に基づく彼らの人物描写を行うことで絶妙のキャラクター設定を行い、なおかつ少女マンガらしく複雑な恋愛関係や恋愛感情を描きつつも、フランス革命における戦闘シーンもきちんと描いており、言ってみればフランス革命版の大河ドラマになっているところが最大のポイントだと感じました。

一方でアニメ映画としての出来栄えと言う点では、主要キャラクターの描写は非常に綺麗だったものの、それ以外の背景描写などが非常に粗い感じがあり、最近の精細な描写に慣れた眼で観ると、やや見劣りがするかなと感じたところでした。ただ、大河ドラマに例えるなら総集編的な纏め方をしていて、ややもすればダイジェスト版にならざるを得ない2時間弱の枠に、恐らくは原作の名場面であろうシーンをきっちりと入れ込んで、一編の叙事詩に仕上げていた点は大いに評価出来るかなと思いました。

そんな訳で、本作の評価は★3.8とします。

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鶏

3.0ミュージカル調なのに映画館の爆音で歌が聴きづらい

2025年2月1日
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愛があれば見れるよ。でも、ベルばら愛無い人にお勧めできるレベルでは無いかな。なぜなら映画館の大きな音量で歌の歌詞が全然入ってこないので魅力半減。ストーリーを埋める工夫が歌なのに、歌を爆音で歌詞が伝わらない様に聴かされるくらいなら家で円盤で見ればいいのかもと思います。

沢城みゆきさんのオスカル様美しかったです。
それだけ満足です

短い映画の時間枠にストーリーを埋めるためミュージカル調の歌曲が入ってくる作り方はチャレンジしてるし面白いと思った。オスカル・アンドレ・アントワネット・フェルゼンの4人の声優の中に推しが居れば歌含めて楽しみが増えると思いました。でも残念ながら映画館の音量だと音が大き過ぎて歌詞がよく聴こえなくて伝わらない。本当に残念😢

しかも悲しい事が他にもあったんですよ!
ベルばらの推しはアランだったんです!
オスカルに惚れてはいるけど友人のアンドレの想い見て自分の気持ちは秘するとことか、オスカルの最期よりオスカルの最後の望みを優先して戦場に出たとことか…アランかっけ〜かったんすよ!それが尺の都合上名付きのモブくらいになってた😭それが悲しくて家帰ってHuluでベルサイユのばら見直してます。

ちなみに映画館行く前にキッチンペーパーで薔薇を作って持ってきました。

「このバラに色をつけてください オスカルの好きな色を」

「そう言われて改めてはっとしました 私オスカル様がどんな色のバラが好きだったかなんて聞いた事なかった」
「オスカルは知らね〜が、アンドレならきっと白が好きだっていうぜ」
「じゃあ、このままがいいですね」
「あぁ、それがいい」

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たっつん P子

3.5ベルバラの入り口として捉えることにしました

2025年2月1日
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原作、アニメ視聴済み
つい最近神戸で50周年記念展やっていたのを見に行くくらいには思い入れがあります

で。

原作やアニメに思い入れのある方は結構覚悟が必要だと思います
視聴前から不安はあったんです。「え?これ何部作?もしかしてこれ一本だけ?尺足りるの?」という不安
でもその不安をあさっての方向で飛び越えてきました

「いや、気高さどこに置いてきた?あんたらキャラ違うやん?」ってのと
「んーミュージカル?ミュージックビデオ?宝塚へのリスペクトですか?」って方向で。

尺の関係で駆け足なのはわかるのですが…前半の見せ方が見せ方なので感情移入できなくてキャラが薄い…
いやまぁ、綺麗は綺麗なんですよ。絢爛豪華?よく描き込まれるてるなぁとは思います。
スタッフは「ベルばら」を作りたかったのか、それとも令和の技術で「ベルばらの世界観」を表現したかったのか、どっち?と疑問符がつくほどには。

それぞれのキャラに立場があり、立場と感情の葛藤を、長い年月を重ねた上でのキャラの決断と行動に周囲が感化されるのだと思います。
その紆余曲折の表現が全然足りていない気がします。薔薇が気高く咲いていません。( ´∀`)

しますが…面白かったとのレビューも見受けられますので、これは「令和版ベルばら布教映像」と捉えることにしました

是非、原作やアニメ版もご覧ください。ベルばらの世界が広がると思います

できるならスクリーンで「薔薇は美しく散る」を聴きたかった…今からでも追加してくれませんかね?そしたらもう一回見に行きます。_(:3 」∠)_

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ぬのかわぎけん

4.0尺足らずなダイジェスト版だが令和らしい華やかさ

2025年1月31日
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単純

萌える

原作はコミック「ベルサイユのばら」。
少女漫画の枠を超えて社会現象を巻き起こし、宝塚歌劇団による舞台化、アニメ化、実写映画化など、様々なメディアミックス展開が行われてきた。現在でも多くの人々に愛され続ける不朽の名作の令和時代の劇場版。

令和の時代に蘇った本作だが、オスカルの声優が沢城みゆき。マリー・アントワネットの声優が平野綾。
1979年版のアニメ「ベルサイユのばら」は全40話と比べると、2時間前後では到底尺足りずなのは当たり前。走馬灯のように展開していくダイジェスト版やら総集編のような感じに仕上がっている。
映像は令和らしい美しさである。所々イマジナリーな演出で尺足らずなのを誤魔化している。もうこれは原作やTVアニメ版を見ている事前提なのかなくらいなイマジナリー演出である。

尺の関係でエピソードが省かれたりかなり圧縮されているなか、時間経過は作中を通して数年過ぎる訳だが、マリー・アントワネットの声優が平野綾はオスカルほど出番は無い割に、時間経過を感じさせる声の使い分けが非常に上手い。この声の使い分けのお陰で時間経過や時間経過による各々の心境の変化を感じる事が出来たと言える。逆に言えばこれが無かったらわずかな見た目の違いくらいしか感じにくかった。

繰り返すが、残念なのはやはり尺である。
首飾り事件などは思わせな場面だけで省かれ、ロザリー、ジェンヌはクレジットはされているもののほぼ出ていないに近い。
前・中・後編くらいにしても良いくらい。
タイパ重視でベルばらの世界を味わいたい人には良いのかも。

まあ、令和のダイジェスト版「ベルサイユのばら」は、見た目重視でオスカルは格好いい、マリー・アントワネットはかわいいという部分を最前面に押し出した作品でキラキラとした作品でした。

どちらかというと、既に「ベルサイユのばら」を何度か見ているので人向けでしょうかね。

~蛇足~
来場者特典1週目
「原作:池田理代子 伝説の名シーン複製原稿【原稿袋入り】~オスカル人生で一度のドレス姿~」
なかなか良い物です。

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瑞鶴

4.0時を経てもベルばらでした。

2025年1月31日
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全く映画の内容はリサーチせずに行きました。
アニメーション制作をMAPPAを手がけたのでいったいどんなベルばらになるのかめっちゃ楽しみにしてました。
映像は映画のタイトルのようにきらびやかで眩しいものでした。登場人物の動きは一つ一つしなやかで綺麗なものでした。

2時間ちょいなのでストーリはまとめた感じでしたが、登場人物の心情を音楽で表現していたのが少しミュージカル風に思えて残念でした。そこは映像や声優の声で表現して欲しかった。
ようは音楽が多かったのが好みではなかったのが正直な感想。
でも、オスカルとアンドレのシーンはやはり胸熱でした。

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jun

4.0原作を大事に再現し、楽曲のPVみたいなミュージカル仕立てに

2025年1月31日
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悪くない。
かなり原作を大事にしていて、最小限ではありますが必要な要素の取りこぼしはなく。
池田理代子の絵柄に寄せて、恋愛だけに絞って構成したバージョンの宝塚歌劇ミュージカル舞台を、音楽を現代的に作り直して、アニメーションに落とし込んだという印象。
映画というより、楽曲のPVみたいな仕上がりに。
音楽が好みに合えば、コレはコレでアリだなと(逆にこの作品の音楽は苦手、って人にはかなりキツいはず)。
世代的&個人的に、「荒木&姫野の絵柄じゃない『ベルばら』なんて」「前半長浜、後半出崎なアンバランスさが逆にハマって中毒性があったのに、コレじゃない」という拒否反応が最初に出ちゃうところを、根性でねじ伏せ「別物として楽しもう」と努力が必要ではありましたが、結果は楽しめました。

あと、みゆきちのオスカル、よいよ。
声がカッコいい。
CGによりベルサイユ王宮の豪華さや、軍隊の人数・物量が描かれているのは、今の時代だからできたかな、という利点もあったように思いました。

ただ、この構成だと本作が『ベルばら』初体験な方々にはよくわからない可能性が大かもという気も。
原作、または歴史が頭に入っていれば、何故アントワネットが贅沢に傾倒し、フランス王朝が時代を見誤ったかがスルっと理解できるはずですが、歌でいろいろな説明をすっとばしちゃってて不親切設計。
そのあたりも宝塚の舞台っぽかったです。
歌詞で理解できる部分もあったから、歌だけ歌詞字幕が欲しかった。

余談ですが、ベッドシーンを芸術的なダンスシーンで表現したために「インド映画かよ」と心の中でツッコミを入れまくったことも付記しておきます。

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コージィ日本犬

4.0MV?

2025年1月31日
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泣ける

MV?
宝塚?ミュージカル?
オープニングあるのなら「薔薇は美しく散る」がよかったなぁ
監督、脚本、キャラデ全員女性。
うんうん。
マリー・アントワネットとデュ・バリー夫人との確執とかはMVでサラっと説明。
原作を知ってる事が前提なのかな?
フェルゼン×マリー・アントワネット×オスカル
ジェローラモ×オスカル
オスカル×アンドレのいいとこどりエピソード。

ただ、MV部分の演出でパタリロとかウテナがちらついてしまった。
イクニが監督だったらどうなってたんだろう、、などと妄想したり。
すみません。
オスカルのアジテーターっぷりが凄かった。
自由平等友愛!オスカルがそこに至るまでのいきさつがこの映画でちょっと弱いかも。ロザリーいないし。
まぁ最後は泣いてしまいました。
やっぱりオスカル様は永遠です。

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くろすけ

4.0魂の継承はあったと思う

2025年1月31日
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熱心なファンというわけではなかったけど、漫画も旧アニメも履修済みです。
長編モノを限られた尺に収める必要のある劇場版、ストーリーの省略や演出技法、時代らしい大仰な表現、一部キャラ付けの変更などに恐らく賛否があると思いますが、メインキャラ達が各々の自由な心で気高く生きぬいた様を原作や旧アニメにも劣らず美しい画面で描き切り、一番大事なその魂の部分をブレずにしっかり継承出来た作品に仕上がっていたのではないかと感じました。
個人的には大画面での新生ポリニャック伯夫人の恐怖シーンを恐れていたのですが、無事スルーされてて(当たり前か😅)安心しました(笑)

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サリ夫

3.5ミュージカル?

2025年1月31日
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全巻揃えてました&劇場公開超楽しみにしてました 忘れもしない10巻はホラーな外伝、この間のジャンヌデュ・バリーは3巻あたり
ペガサスの如く展開が超速なのにはガッカリしましたが、すっかり忘れていたお目目キラキラ✨️少女マンガ王道を思い起こさせてくれました 途中の求婚者にはこんな登場人物いたっけ?、ロザリーの出番が一瞬だけであれれ~でしたが激動の仏を駆け抜けた麗しい🌹とても懐かしかった 自由と平等が強調されより現代風に 2人の女性の生き様を描いてるお話だったのね、改めてやっと気が付きました
今度はオルフェウスの窓も映画化してくれ〜
余談ですが佐賀とのコラボ企画でベルサイユのさがとかいうキャンペーンやってるみたいです

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ゆう

4.5関連作と一緒に(VODで)見るのがおススメか

2025年1月31日
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今年37本目(合計1,579本目/今月(2025年1月度)37本目)。

 なかなか月の本数としても30本は超えても40本を超えるのは容易ではないですね…。
なお私は原作は知らず、高校世界史でこの点をしる程度です。

 おそらく、原作コミック(小説?)等の何十巻とあるものを100分そこそこにまとめたためにかなりの飛びがあり、そこをどうとるか…といったところです。ただ、ストーリーとしては飛びは見られても、エンディングに至るまで時間軸の巻き戻し処理は一部を除いて存在せず、高校世界史レベルの知識で見ることができるのでそこは有利な点です。

 翻って本作品を見ると、今の国民主権にあたるような思想を持っている登場人物が多く出てくるのは、映画内には表立って出てこないものの、当時の法学者や哲学者など(フィヒテが代表例か)の影響を受けていたものと思われるところ、そこを飛ばしたのが難しかったかなといったところです。ほか、おそらく原作に準拠したものと思いますが、唐突に星座の話をするなど(ふたご座。「兄」にあたるカストルは2等星、「弟」にあたるポルックスは1等星。2等星で固有名が知られるのは北極星(ポラリス)以外に基本的にないので、やや厳しいか)、やや混乱させる部分もあります(かつ、オスカルとアンドレは兄弟関係にはないため)。

 本作品だけでも十分楽しめますが、「裏主人公」であろうところのマリー・アントワネットの「対立した人物」を描いた作品の「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」や、その後を描く「ナポレオン」など、関連作はすでにVODにあるようなので、それらと一緒に見ると理解度があがるのでは、と思います。

 採点に関しては以下まで考慮しています。

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 (減点0.3/マリー・アントワネットが悪人かどうかの描写に配慮が足りない)

 この点、彼女は加害者でもあり被害者でもあります。高校世界史では加害者的な立場で描かれますが、被害者的な部分もあり(後述)、ここは関連する作品である本作では適宜説明が欲しかったです(後述)。
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 (減点なし/参考/マリー・アントワネットとサリカ法)

 もともと「サリカ法」という法律は、フランク王国ができた当時くらいからヨーロッパを支配していた法体系で、今の法体系で言えば刑法・刑事訴訟法にあたります(国によって法律名は異なるが、同趣旨の法律をまとめて「サリカ法」という)。とはいえ、当時はキリスト教文化が一般的でしたから、「神のお答えがすべて」であり、それは形式的なものではなく、このサリカ法に一部存在した、遺産相続に関する男女差別的な規定が問題となり(王位継承を事実上、男性のみに制限したり、土地の分割においても女性は不利な立場だった)、これは百年戦争(1339~1456)をもたらした一つの原因にもなります。

 映画内でも描かれるように、彼女は20歳にも満たない間に結婚しましたが(それどころか、映画内の描写と歴史に照らせば、それこそ12歳とか15歳とかというレベル)、これも当然政略結婚であり、またそのような年齢で結婚しても宮廷内では「男児を生むこと」を暗黙に要請されていたため、そればかりを要求された(むしろ、彼女に当時のフランスの政治を任せても無駄だったし、そのことは宮廷内では常識だった)ため、彼女にストレスがたまりまくりの状況であり、そのストレスに対する「八つ当たり部分」は、「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」にも描かれています(VODで見られるはず)。

 この点、余りにも早すぎる結婚であったこと、ルイ16世が「子作りが上手ではなかった」ため(表現は緩和しています)、彼女は難産も経た上で最終的には2男2女を出産しますが、その後に起きたフランス革命やナポレオン戦争他によってそれらの小さい子もそうした革命のもとに犠牲となり、最終的に天寿を全うできたといいうるのは、女性(女児)であったマリー・テレーズ・シャルロットだけであった、というのも皮肉なところです。

 なお、こうした遺産相続における男女差を規定していたサリカ法は、ナポレオンによるナポレオン法典等で大半の規定が削除され(ナポレオンの一つの功績と言われる)、他国においても男女同権思想が当たり前になった時に削除され、今にいたります。

 こうしたサリカ法の存在で「男の子を産むこと」のみを求められた彼女はその意味において明らかに被害者でもあり、この点については何らかの配慮が欲しかったところです。

 (減点なし/参考/一部においてフランス語が表示される部分)

 フランスはこの当時、話されていたフランス語が現在のフランス語とほぼ同じであった一方、フランス語は「子音を原則発音しない」「リエゾンが発生する」といった言語であるため、発音からスペルを推測したり、さらに性数一致を推測する必要があるなど文法的な要素があるため、フランス語をどれだけ読み書きできるかは、たとえ映画内でいうところの「一市民階級」であろうと重要なことであり、特に「聴いたことをそのまま書き取る」、「書き取り練習」は当時から存在し、当時からそれが伝統的に一市民階級でも常識扱いでした。

 現在でもフランスでは高校(リセ)でもこれらは「ディクテ」(英語ではディクテーション)として行われるほか(日本では、最も有名なフランス語系の資格である仏検においても、初級から程度の差はあれこの科目は存在する)、同じようにリエゾンが存在するような韓国語でも同じような学習法が存在したり、発声方法が特殊な中国語でも行われることがあります(←日本語ではそのような学習は、(外国人の日本語学習を除けば)せいぜい小学1年か2年かでしか行われない(中学高校でそのようなことをやったという方はいないはず)ことと比べると違いがはっきりする)。

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yukispica