ベルサイユのばらのレビュー・感想・評価
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3部作長編にしても全然良いのでは?
昭和の少女マンガの代表格で宝塚歌劇団の代名詞とも呼べる「ベルサイユのばら」見てきました。
そもそもそんなに興味も無かったジャンルでしたが、あの「キラッキラッ」の目が令和に蘇る事に一気に興味湧いちゃいました。
有名なこの話、フランス革命時代を舞台に男として育てられたオスカルのフランス祖国のためその身を捧げる女としてのお話。
タイトルは知ってても内容もあまり知らない、名シーンでオスカルが銃弾の雨に晒されるくらいしか知らなかったボクは昔のアニメ全40話を履修しましたよ。見てみるとこれはメッチャ面白かったです。
さて映画内容はと言うと、キャラもそうだが、背景や演出も昭和少女マンガをリファインされてます。
キラキラキラ〜〜、お花ぶわぁ!って感じです。
そして全編ミュージカル調に作られてるので、挿入歌入りまくりです。キャラの心情が歌詞になって歌ってます。なんなら市民達が怒りを歌に歌ってます。
しかし、この20年余の話を2時間というのはやはり厳しいかな。アニメを事前予習してたから色々感慨深く見れたけど、予習がらなければ話がサクサク進みすぎてキャラの心情やら置いていかれるやもしれません。オスカル、アンドレー、マリーアントワネット、フェルゼン以外のキャラがホント顔出し程度しか無かったのが残念です。革命に至るまでの「首飾事件」「テニスコートの誓い」など割愛されてるし、三部会もサラッと終わっちゃってるしで、3部作にしてもいいくらいの内容かと思いますね。
それでもオスカルはカッコイイし、クライマックスのバスチーユ牢獄戦は泣いちゃいます。
悪くはなかったけど
テレビアニメを子どもの頃に観ていた私には
超えられない余計なアレンジに感じる部分が
どうにも受け入れがたくもあった
オープニングソングも「薔薇は美しく散る」を
超えなかったし、作中にもミュージカルのように音楽が多用されていたが、なんとなく軽い感じが多くて私の抱くベルばらのイメージではなかった
でも、子どもの頃には分からなかった
登場人物たちの想いや市民の苦しみや
時代の流れなどが沁みたところは良かった
もし、アントワネットに「国とは民である」
といったことを教育する人がいたのなら…
あの無邪気な女の子は間違わなかっただろうか
ルイ16世がフェルゼンよりイケメンだったら
そんなことを考えながら楽しい時間を過ごしました
それと入場者プレゼントにビックリ!
これはファンは嬉しいでしょうね
先日10回目見に行きました。初の応援上映。何度も見れる。良かった。等身大のオスカル。
長いレビューです。1回目から10回目まで、端折って書いてます。
色々書いていますので、長文苦手な方はスルーしてください。
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3月21日応援上映見に行ってきました。10回目。
楽しかったです。初対面の人とお友達になりました。
地元では先週終わってしまったのですが、たまたま関西に行く機会があり見ることに、
うーん、いつ見てもアンオス最高です。
でもね、この画面の奥に様々な葛藤があるのかなと思うと切ないですね。
幼いころに原作読んではまりましたが、表面的なものしか見ていなかったなと感じました、
今作にも書いてなくて、もしかしたら原作にも表現されていなかったものってあるのじゃないかと。
まず、女なのに男として育てられた葛藤、結婚の話が出た時に「いまさら女として生きろと?」という表現のみですが、多分もっと葛藤があったと思うのです。それは思春期ごろから・・・かなと考えると、どんだけ葛藤してい生きてきたのかと・・・。
また、フェルゼンが「私は一生結婚しない」とオスカルに言ったとき、それはつまり自分もフェルゼンと結婚できないということを意味するわけで・・「この胸の痛みは・・」という言葉で表現されていますが、彼女の苦しさを感じます。
もう一つ、2人が愛を確かめ合ったあくる日出動するとき、多分泣いたんだろうなと思います。原作にも今作にもテレビアニメにもその表現はないですが、女性なら愛する人と一緒にいたいと思うのは当然のことで、出動したくないという思いももしかしたら有ったのではないかと。そしてそれをなだめるアンドレ(私の想像ですが)多分。
オスカルは本来わがままで激情型で強情です。それをアンドレはうまくフォローしています。でも現場に出れば上司と部下なのです。
アンドレが亡くなるシーンにその彼への思いがあふれ出て「い、逝くな。私を置いて、私を一人置いて」と泣き叫びます。
遠い昔、「俺はいつかお前のために命を捨てよう」と言ったアンドレなので、必然の結果ですが、彼は泣きながら「お前のために命を捨てれて本望だよ」と思っていたのかと?
何書いてるのかわかんなくなってしまいましたが、要するに私は2人に生きててほしかったです。でも、オスカルは謀反人(国王側から見ると)ですし、アンドレは失明寸前ですし、生存設定はなかったのでしょうけど。
今作の絵柄、コンセプトでテレビアニメ化しないかな?年齢設定難しそうだけど。じっくり浸って観たい。今作は駆け足すぎてどっぷりとは浸れないので、
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2月12日 本日5回目を見てきました。(馬鹿か?と言われそう)
往年の大ファンです。(誰にも内緒です)
恥ずかしいので20代後半の娘とは見に行けません(;^_^A
前回の投稿で共感してくださった方がいて、うれしいです。
明日、6回目見に行きます。これが最後です?
今度は最前列で見ようかと・・
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観られるうちに覚えてしまわねば・・・
オスカルの言葉も
しぐさも
できるなら、オスカルの出てる場面すべてを・・・
(アンドレが視力を失いつつあるときの言葉を少し変えて表現してみた。(;^_^A)
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っていう気持ちで見に行っています。
でも私の地域では今週で公開終了です。悲しい。
DVD出るのを心待ちにしています。
さすがに5回目ともなると、次はこの場面か?あの歌だな?とわかったりする。
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今日改めて気づいたのだが、オスカルはびっくりしたとき、声がかすれるのだ。
フェルゼンが「私は一生結婚しない」と言った時「フェルゼン」と問いかけるが
その声はかすれている。
ジェロ―デルが求婚しに来た時、驚いて「ジェロ―デル」というが、やはり声はかすれたている。
アンドレを呼ぶときの声はかすれていない。安心感みたいなものがあるのかな?
でも、「今夜一晩をおまえと」という時はかすれていて、ドキドキしていて震えている。
こっちまでドキドキしてくる。
(声優さんってすごいね)
アンドレは、平民的見方で話すと、声がかすれるのよね。
「俺がもしおばあちゃんに引き取られていなかったら・・・」って。
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監督が原作に忠実に・・ということだったが、
池田先生は連載当時、低学年の読者にもわかるようにセリフを入れていたらしい。
それがよくわかるのが、オスカルが近衛連隊長に昇進したときのセリフで
「まだ20歳にもならない私に・・・」というのだけど、これ、「はたちにもならない・・」ではなくて「にじゅっさいにもならない・・・」というのよね。
日本人なら「はたち」と読むのだけど、低学年読者のことを考えてのセリフそのまま。
ちょっとだけ感動。
本当にオスカルの心の成長、苦悩、愛情をクローズアップして作られたと思う。
愛を選ぶか、剣を選ぶか・・その苦悩を見ているのはつらい。
「この胸の痛みは・・・」「私の人生は・・」って。
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あと、フェルゼンと踊って逃げ出すとき、小さな枠の画面になるのだけど、そこだけギャグみたいで、笑える。
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音楽も1度目はみな同じに聞こえたのだが、パンフレットを買って読んだら、あーなるほどーって。
でも劇場で歌詞なぞれないので、youtubeなどで聞いて感動してる。
5度目はさらに雰囲気も意味も分かってきて、CD予約してしまった。
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今、テレビアニメ版も見ているところで20話まで見た。
原作に沢山逸話を挿入している感じで、「えっ」という場面はいくつもあるが、それはそれで面白い。なぜか引き付けられる。
比べるものではないと思うので、それはそれで。
では読んでくださりありがとうございました。
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ここから下は3回目を見た2月3日に投稿したものです。
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テレビアニメ派の人にも見てほしい。
酷評も聞くのだが、原作を読んでから言ってくれ。
私は漫画のリアル世代の少し下の年齢である。漫画は擦り切れるほど読み、何年か毎にブームがやってくる、なのでセリフはほとんど覚えている。
このアニメはPVをみて、子供向けだろうなぁ?テレビアニメの様に子供っぽい絵柄なのだろうかと思いつつ、見に行った。
結果、上映5日目にして3回見に行くことに・・。
漫画では9冊、アニメでは40話をどう2時間にまとめるのかが気になったが、(早足感は否めないが)よくまとめたと思う。
沢城さん(オスカル役)が監督から「等身大のオスカルを表現していきたい」と言われて演じたということだったが、確かにそうだと感じた。
1回目の鑑賞は公開初日。子供っぽい絵柄と思いつつ、でも綺麗な絵柄に引き込まれていった。場面が変わるときに音楽が流れ、それぞれの声の歌やストーリーに沿ったシーンがあって、「あの場面か・・」「この場面か・・」と思いつつ楽しんだ。原作を知らない人には音楽とともに流れるシーンがわからないかもとは思った。
2回目はその次の日。昨日みた場面を確かめるように見た。意外なところにジェロ―デルがいて「あ!ここにも」って。
3回目はその2日後。特にオスカルの表情、セリフ、アンドレとの絡みを確認しつつ見た。
1755年から1789年までを表現するのは大変だったと思うが、ナレーションが流れ、テロップで何年何月と出てくるので、あオスカル何歳の時か。と考えつつ見た。
この制服は近衛隊でこれは連隊長で・、その時々で顔も髪型も変化し、年相応になっていってるし声のトーンも変わっているので人物デザインがしっかりしているのだなと思った。
時代とともにオスカルが何を感じ、何を考えどうして王家に背くことになったのかもしっかり描かれていた。
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オスカルは激情型で、誇り高くて、潔癖で愛情深い人間である。
原作では、酒場で酔ってけんかしたり(アンドレが後始末)、パリの街で子供をあやめた侯爵に食ってかかりそうになったり(アンドレが止める)、求婚してきたジェロ―デルに大声をあげたりと色々あるのだが、今作は大分端折っている部分が多く、その感情の爆発の部分は少なかった。
ただ、2つのシーンがあって、オスカルが、フランス衛兵隊長の時、ブイエ将軍に兵士たちが職務違反によって営巣行きを命じられた時、衛兵たちをビンタして叫ぶシーンと、アンドレがなくなるシーンは心にぐっときた。
アンドレが撃たれた時「見えてないのか?なぜ言わなかった、なぜついてきた、この馬鹿野郎!」と・・「私を置いていかないでくれ」と泣き叫ぶのである。切ない言葉が心に残る。
次の日、戦闘に行く前にも兵士の前で静かに泣く。(これは原作通り)沢城さんのオスカルの声が耳に響き、心を鷲掴みにされた。
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それから、何でもないアンドレやフェルゼンの問いかけに「えっ」と答えるシーンがいくつかあるのだが、何でもないその返事にオスカルの人間性を感じ私は萌えるのである。
アンドレとは小さいころから一緒だが、何度か「これからも一緒にいてくれ」とオスカルが言うシーンがある。アンドレも「もちろん」「今までもこれからも俺はお前と一緒だ」というのであるが、それは心中未遂を起こした次の日もオスカルはアンドレに言うのである。
そして愛する女性に拒絶されなかったアンドレは嗚咽する。
彼から受ける静かな愛を感じ、オスカルは彼を愛していることを悟る?(原作のように彼に愛してるという場面はないのでいつそう感じたのかがわからない)かはわからないが、やがて二人は結ばれる。
そして戦闘へ・・・・。
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今作を見て、小さいころ一度見たっきりのテレビアニメを見たくなった。テレビアニメは絵が綺麗と言われるが、あの劇画調がどうしても受け入れられず、どこが綺麗なのか?と思っている。
が、やはりベルサイユのばら往年のファンとしては、すべてを見ないと完全に比較はできないと感じるので見ようと思う。
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PVでふと見た、オスカルが涙するシーンがどこなのか確かめたいので、来週また見に行く予定。大丈夫前売り券は6枚買っているから。
みんながバラを持っている
Versailles
ベルばら原作はチラッとみたことある程度でほぼまっさらな状態での鑑賞。
特典は複製原画ととんでもなく豪華でした。
めちゃめちゃインド映画、いやインド映画よりも音楽で盛り上げるパワープレイを実行していて原作を知らなくても楽しめる作品になっていました。
上映前の特別映像はてっきりマナー紹介をやるのかと思いきや身内内でのワチャワチャをしていて珍しい〜ってなりました。
長期連載である原作を2時間に収めるのは相当難しいとは思うのですが、その中でもやれる事や要点をうまくまとめきっての2時間だと思うのでそこは製作陣の頑張りが実っていたなと思いました。
全体的にはオスカルにフォーカスを当てており、オスカルとマリー・アントワネットの成長、国内情勢の変化、オスカルの心変わり、そして闘争とオスカルの人生を色濃く描いているのが印象的でした。
とにかく気高いオスカルが自由なマリー・アントワネットを見守りながらも、自分自身や周りの環境に合わせながら立場を見つめていくという感じでストーリーが進んでいくのでオスカルに強く感情移入してしまいます。
女としての自分を意識するシーンだったり、大切な人を失ったり、部隊の指揮を取ったりと多くの表情や行動を魅せてくれるので素晴らしいキャラクターだったなと思いました。
男性陣はアンドレがメインを張ってくれており、その恋が成就するのか…!と最高にドキドキましたし、アンドレがいたからこそオスカルも前を向いていけたと思うといてくれて良かったなという縁の下の力持ちでした。
他の男性陣はスッと退場したりとここは尺の問題なんだろうなとはなってしまいました。
終盤は若干駆け足気味でもう少しゆっくり見たかったですが、一応の決着は付いているので一つの映画としてはしっかり完結しているのは評価したいところです。
アニメーションはさすがMAPPAといったところで原作の絵柄はそのままに、見やすく煌びやかなアニメーションになっており、歌唱シーンなんかも圧巻でお見事でした。
声優陣もしっかり本職の皆様がやっており、オスカルの沢城みゆきさんのカッコ良さたるや…中性的な声がドカンとハマっていて最高でした。
ベル坊の声は一体どこから…。
マリー・アントワネットの平野綾さんも幼少期から大人までの声の分け方が絶妙で成長をグッと感じられるものになっていてとても良かったです。
だいぶ端折りまくってるんだろうなと思うぐらいには素人目にも分かるくらい人物描写をすっ飛ばしていたので、原作ファンはそれは難色示すと思いますし、マリー・アントワネットが完全なるヒールとしての描き方になっていたのはどうしても引っかかってしまいました。
劇中で起こっている愛に対しての奔放さだったり、贅沢の限りを尽くす生活だったりは事実ですが、それ以外の彼女の良い部分ももっと盛り込んで欲しかったですがこればっかりは尺の問題もあると思いまし仕方ないのかなと思いました。
できればリメイクという形でのTVシリーズでじっくり、もしくは2部作か3部作くらいの壮大なボリュームでやって欲しかったというのが本音ですが、原作の導線にはしっかりなっていたかなと思います。
面白かったので少しずつ原作に触れていこうと思います。
鑑賞日 2/2
鑑賞時間 16:05〜18:10
座席 D-16
感動
観て損は無し!!ずっと涙が止まらなかった。
美麗なキャラ・背景・人間模様。
格調高く奥ゆかしい言葉・会話のやりとり。
芸術的で心理を突いた場面描写。
どこを切り取っても名作。
原作コミックを未読だと『?』な部分は、確かに沢山
ありますが、映画をきっかけにコミックが広まったら
嬉しい。
ただ一つ残念なのは、ミュージカル部分の音楽。
ミュージカルといっても、キャラがガッツリ踊るディズニー
ほど踊り踊りはしていませんでしたが、それでも
ちょっと曲風が作品と会わないな~。と感じました。
良く言えば、合わないと感じる程度で、不快感や嫌悪感までは
行かないので、まあ、聞き流せるかな・と。
絵は間違いなくキレイなので、曲の間は絵画鑑賞にしてもイイかな。
めっちゃ泣ける!ベルバラ知らない人にもオススメ
ベルバラ好きなメンズです。原作からアニメから全部見てきてオスカルが大好きです。原作好きな人はボロカスに言ってますが、私は初めてベルバラに触れる人にも、ベルバラ好きにも満足できる内容と思いました。
途中のミュージカル調なシーンは、宝塚要素でもあり宝塚から入ったベルバラファンにも親しみやすいかと。
それぞれのキャラに推しがいると思いますが、
私はアンドレになった気持ちで感情移入してオスカルを見てました。
原作の大事なシーンは全て凝縮されており、
是非絵だけみて少女マンガと拒否反応しめすメンズには観て欲しい作品です。
ちなみに、あまり映画観て泣かないのですが、
5回くらい泣けるシーンがありました。
休みにいっぱい泣いてデトックスできました。
いい作品です!
速攻やられる自分のようなモブは無視して映画館に突入し革命の炎を絶やさないようにして欲しい
いや、めちゃくちゃダイジェスト感つええ。
しかも歌を何個も挟むから、余計ダイジェスト感が増す。
余裕なかったんだろうというのが、カットの出来のばらつきで想像できる。
ばらって、ばらつきのことかと思うレベルで、おそらく完全ミュージカル案や二部作、三部作とか色々案はあったのだろう。
ただ、予算や時間の関係でこの形に落ち着いたのだと思う。
ただ、数々のツッコミどころを持ってしても、今作を作った意義はあったと思う。
今作から、原作漫画や旧アニメ、宝塚舞台に興味持ってくれる若い世代もきっといると思うし、フランス革命に関心を抱いてくれる人もいるだろう。
でも、ほんと申し訳ないが、笑い堪えポイントが幾つもある。
[笑い堪え1]
前半沢山出てくる貴族のモブが全く動かない。
背景そのもので「モブの貴族は動かぬ背景になってろ」というかのごとき止まり方に笑い堪える。
[笑い堪え2]
真正面と真横のカットが多く「あの豪華絢爛な衣装をアニメで描くの、やっぱりクソ大変なんか」とアニメーターの苦労を思いながら笑いをこらえる自分を必死にパンチする。
[笑い堪え3]
上映前のミニアニメで白目になるのギャグで使うから、本編でも白目がギャグに見えて笑いを堪えた。
そもそも、あのミニアニメ結構面白かった。
今どきなかなか見ない顔の額縦筋でも笑いを堪えた。
[笑い堪え4]
やたら入る歌でも「そんなに何曲も作ったんかよ!これやっぱりミュージカルにするつもりだったろ、多分」と笑い堪えて、歌場面のダサいMV感、特に後半の双子座のセリフで青と白の人がかけっこしてる両脇にバラエフェクトで笑い堪えて。
[笑い堪え5]
どうしても感情が動く場面をピックアップして入れることになるから、どのキャラもやたら泣く場面が多くて皆泣き上戸?なダイジェスト感に笑い堪えて。
俺の中の笑い堪えきれないバスティーユが陥落しないように必死で抵抗していた。
日比谷の初日の観客は皆真剣に観て、泣いてくれる人もいたから、皆初日に来るレベルの革命の戦士だったから、観客から暴動が起きないように、声をたてないよう笑いを堪えるしかなかった。
その緊張感はたまらなかった。
俺はベルばらのあの世界にいたら、きっとバスティーユの中で砲撃を受けて速攻で死んでるクソモブになるような人間だから、ここに書いてある事は気にしなくていい。
けれど、ちょっとでも今作に興味を持った人は今作を観て欲しい。
このベルばらという革命の炎を絶やさないでほしい。
ベルばらと言うのは、やっぱり日本の漫画のアニメの革命だったはずだし、今回のこのツッコミだらけの作品でもその魂は確実に受け継がれているから。
残念だった(泣)
あの「ベルサイユのばら」が映画になる!と一瞬歓喜したけど‥あれ、あの長いストーリーどうやって2時間にするの?と不安になった。
往年の名作をリメイクする場合、画面を最新技術でよりリアルにつくるのが昨今のトレンド。でも本作見たら、樹木とかパリの街並みとか、宮殿の内外、あまり元のTVアニメと変わらない。人物もマンガ調そのまま(ばあやなど)。
最悪なのは音楽。18世紀フランスの情景に現代のPOPS全然合わない、耳にうるさく感じた。当時のバロックやロココの音楽を流してほしかった。
ひとつだけよかったのは声優さん。子供時代から若年・成人までをちゃんと声のトーンを変えてます。
みなさん言うように、二部制にするか、思い切って長尺にするか(「涼宮ハルヒの消失」は3時間ちかくあった)すべきだった。
制作陣は「マスケット銃同士の撃ち合い」を経験してるんじゃないかと思えるくらいの出来
オスカルは白馬に騎乗しているイメージがあり、実際に原作でも昔のテレビアニメでも、そして今作でも颯爽と白馬にまたがっています。
ところが、尺の最後のほう(革命勃発後)の戦闘シーンは、騎兵突撃ではなく馬から降りて戦列歩兵を編成し、マスケット銃をぶっ放すというもの。向こうも戦列歩兵ですから、マスケット銃同士の銃撃戦が展開されます。
何がすごいって、当時のマスケット銃の性能をちゃんと把握してるんですよね。せいぜい50mちょっとという距離での撃ち合いです。戦列の前に並んでいる兵から死んでいきます。エイムの合わせ方、有効射程距離が現代の銃とは全然違うことも、きちんと描写されています。
てか、もしかして制作陣はマスケット銃で銃撃戦をした経験があるんじゃないですかね? そのくらいの精巧さです。
今回の映画はミュージカルパートが多いのですが(限られた尺の中で登場人物の感情表現を短時間でするためには、やむを得ない手法です)、この戦列歩兵同士の銃撃戦とラストのバスティーユ襲撃をミュージカルにしなかった点は大いに評価するべき!!! どうしてこのあたりをちゃんと評価する人が少ないんだろう……。
あと、当時のパリでは高層階から住民がウンコの詰まった桶の中身をそのまま投げ捨てていたのですが、それもしっかり描写されています。こうした意味での時代考証や建築物の構造の把握に関しては、文句のつけようがないです。バスティーユ監獄も、細部までの考証が施されています。
尺の問題でリストラされてしまった重要人物も少なくないのですが、様々な制約をどうにか乗り越えようと最大限の工夫を凝らした良作ではないでしょうか。
美しかった
殿方ですが楽しめました
原作未読、アニメ放送時世代ではありますが当時は未視聴。現在YouTubeで公開されているのを視聴中、10話あたりまで視聴した段階で劇場で鑑賞。
映像がとても美しく、一部の人々の豪華な暮らしを感じました。
どの声優さんも見事で物語に引き込まれました。特に声色を変えて年齢を重ねたことを表現されているのが見事でした。
この2点だけでも満足だったと言えるほど素晴らしかったです。
ミュージカル的部分は、曲も歌も良い上に見事な手法とも思いますが、いくつか少なくして代わりにナレーションでの説明でも自分はよかったと思いました。黒木さんのナレーションも素晴らしかったので。
ダイジェスト的という側面もあると思いますが、少ないセリフが逆に心にズシンと響く場面もありました。
ダイジェスト過ぎてちょっとびっくりだったけど、 やっぱりあれだけの...
ダイジェスト過ぎてちょっとびっくりだったけど、
やっぱりあれだけの大作を映画一本でやるには仕方がないですね
ミュージカル仕立てにしなければもう少し時間が取れたと思うけど、
それはそれで良かった
せめて二部作くらいに作り直してくれたらな〜
真剣に生きてる人たちばかりで、
重厚感があった
良かったです
声優陣の豪華さ、若手も人気者が!
あえてストーリーは触れません。
昔の宝塚版は正直苦手で、あまり期待はしてなかったんですが、最後は在庫切れのパンフをサンプル品で良いからと買って帰るくらいハマりました。
歌はちょっと大げさ感ありますが、声優陣の実力に感動です。
豊永さんカッコよすぎです。歌声もおおらかな表現とアンドレの病んでる愛情部分とがとても素敵に表現されてます!
沢城さんの男前な部分と乙女な部分と揺れる感じがキュンです。
江口さんの男前力。紳士だー!
武内さんカメレオンボイスのええ声!今回は低めの感じでした。
それよりも何よりも重要なのは兵士達ですよ!
田丸篤志さん、山下大輝さん、鈴木裕斗さん、寺島惇太さん、TVアニメでは大人気の方々が、こんなところで!
兵士のシーンで田丸さんの声に気がついたときはヒャーっとなりました!
エンドロールでは確認しきれず、そのためにパンフ買いました!
が、パンフにも最後の小さいとこにしか書いてなくて。写メで拡大して確認しました(笑)
ベテラン勢と若手のバランス絶妙ですね。
声フェチとしては大満足。
ベルばら!
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