「力強さと儚さ」ベルサイユのばら ゆぅいさんの映画レビュー(感想・評価)
力強さと儚さ
初めて『ベルサイユのばら』という作品に触れた。
ミュージカル風?忘れた頃に歌がやってくる。元々このような作品なのか、現代の流行りに乗ってアレンジしたのか…。
ストーリーは駆け足気味に感じる。観る前はマリー・アントワネットとオスカルの2人に焦点を当てた作品のイメージがあったが、オスカルが多め。終盤に至ってはほぼオスカルの話だった。『ばら』の意味を知る。
作画としてはお目めのキラキラや髪のふわふわ感、細かい装飾は、今流行りの現代風にアレンジされている印象。繊細なタッチでその時代に生きたキャラクターの力強さと儚さが表現されていた。
元々のストーリーは知らず、原作や過去のアニメ版や舞台版との比較もできないが、駆け足気味ではないバージョンを観れる機会があれば是非観てみたい作品。
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