「桜色の言葉🌸」桜色の風が咲く eigaeigaさんの映画レビュー(感想・評価)
桜色の言葉🌸
お母さんのご著書と、智さんのご著書を読んでいたので、ある程度の背景は知っていました。
それでもやはり、愛する我が子が光に続いて音を失うのを、そばで見ていたお母さんの胸中をこうして映像で見ると、胸が痛かったです。
お父さんも愛情を持ってはいるけれど、お母さんよりちょっと冷たい印象でした。男親は、あんな感じなのでしょうか。
息子のために点字を学び、参考書を点訳し、怪しげな民間療法にも、息子がしたいといえば付き合う。お母さんにしかできないことだと思います。
咄嗟に出てきた指点字、本で読んだ時にはわかりにくかったけれど、あんな感じなのかと納得しました。
盲ろうの方は、自由に外出しておられるのでしょうか。指点字は、完璧に点字の仕組みを知っていないとできません。今の技術をなんとか活かして工夫して、盲ろうの方々がもっと気軽に外出できて、点字を知らない人とも会話を楽しめる世の中になるように願ってやみません。
俳優陣の演技はとても素晴らしかったです。
いつも感じのいい人を演じるリリーさんが、感じ悪い医師を演じておられましたが、ものすごく憎たらしくて、この人、演技巧いなあと改めて思いました。
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