メイクアガールのレビュー・感想・評価
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良いとこ取りしすぎて収拾つかず
例によって前情報をほぼ何も入れずに、生みの親の安田現象がどういう人物なのか、どういう経歴なのかも全く知らずに鑑賞。コミュ障な科学者と、彼が“カノジョ”として造った人造人間の関係を描く。いわゆる“人の実存”を説いた作品は、古くはメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』やフィリップ・K・ディック作品などあふれまくっている中で、どれだけ既存にないポイントを生み出せるかがカギだと思うが…
端的に言ってとにかくつまらなかった。展開に目新しさがないのはまだしも、サスペンス要素も取って付けた感が拭えずオチにも意外性がなかったし、終盤の展開にドン引きしてしまった。そもそも主人公の科学者に感情移入できずじまいだったのがキツい。邦画の悪癖である“気取りセリフ”の多さも気になったし…
比べるのも詮無いが、同じTIFFで上映された『Flow』や11月に公開された『ロボット・ドリームズ』といったセリフ未使用の海外アニメがいかに素晴らしかったか。日本はアニメ大国と呼ばれて久しいが、こと質の面では完全に海外の方が勝っていると認識。
面白かった!
クラファンのリターンで先行上映を見に行きました。
実は前評判の口コミを見ていて、辛口が多かったので、まだ一作品めだし…とそこまで期待せずに行きました。
結果、良い意味で予想を裏切られるくらいに面白かったです。
感想は人それぞれだとは思うのですが、この話のクオリティで辛口チラホラあったのは安田現象監督が注目されすぎた故のことなのかな?何故だろう、と謎に思うほどです。
必要な伏線等々は冒頭から散りばめられており、語らないところは視聴者の想像に任せるところはありますが、物語として普通にある範囲内で、起承転結がきちんと綺麗に完結しておりました。
一緒に来た友人はつまらない映画の時、寝てしまうのですが、監督の作品は最後までおきており、帰り際「おもしろかったね」と話して帰りました。
12月のイベントとして楽しみにしていて良かったです。
このクオリティで作品をグレードアップして作り続けていかれるのであれば、本当に安田現象をおこしそうと感じました。
今から1月の公開の動きがファンとして楽しみです!
最後の…これは語らずにおきますが、とりあえず次回作も必ず見に行きます!
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