光の指す方へのレビュー・感想・評価
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お姉さんを応援したくなりますね。
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お姉さんが明るいんですよ。
だけど、能天気な感じの明るさではないの。
おおらかだけど、繊細さは持っていそうに感じさせるんです。
そして、この映画自体の印象もおおらかだけど繊細な感じがしました。
主役は弟なので、お姉さんの事はそこまで掘り下げられてはいないです。
それでも、小さな映画館を運営するのが大変な事は、想像がつきますよね。
そんな中で、笑顔を絶やさない彼女の強さを守りたくなります。
もう、彼女を応援しながら映画を観てました。
なので、圭吾と縒りを戻さないかなと期待して観ていたんだけど、そんなに甘くはなかった。
さすがに彼女も少し元気がない。
そんな姉に繊細な弟は寄り添う。
あの夜だけは晴斗はまどかを守ったと思うの、本人にどれ位自覚が有るのかは分からないけど。
誰かに寄り添える様になったのは、しっかり前に進めたからなのでしょうね。
それから、パンフレットに監督が書いたちょっとした小説みたいなのが載っているんです。
まどかの傷心旅行の話なんだけど、釣られそうになって必死に逃げる魚を見て、精一杯生きているだろうかと自分に問いかけるの。
読んでいて、充分頑張ってるよって言ってあげたくなっちゃった。
もしかすると、今西監督自身も自分に厳しい人なのかな。
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