「準備をする時」光の指す方へ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
準備をする時
いつもと違う状況に弱く大学受験を失敗した浪人生が、映画館でみたフィルム映写機の光に魅せられる話。
受験まであと3ヵ月、不眠症に陥り気味の主人公が、少し歳の離れた姉ちゃんが作った映画館を訪れて巻き起こって行くストーリー。
心配した姉ちゃんに強制的にバイトを言い渡される中、企画としてフィルム上映をすることになっていくけれど、そうね今の10代はフイルムなんてあまり知らないよね…フィルムの切り替えを知っていたのは大したもんだけど。
映画とか映写技師の仕事に目覚めていく話しかと思ったけれどそういう感じでは無く、メンタルの弱いところとどう考えて向き合いましょうということで、これだけで成長しました!というにはちょっと物語として弱いけれど、コミカルな訳ではないけれど暗さや重さを感じることもない空気感とか、現代の若者らしい主人公の感じとか機微とか、なかなか面白かった。
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