「巧いですね」なのに、千輝くんが甘すぎる。 やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
巧いですね
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高橋さん演じた千輝くんが、凄くかっこ良く撮れているんですよね。
そして、畑さん演じた真綾もとてもかわいいの。
千輝は女子から見ればキラキラした存在だし、好きになってからは真綾からも輝いて見えていたと思うんです。
逆に、千輝の目にも真綾は美しく映っていたと思うの。
だからこそ、主役二人を美しく撮る必要が有るんですよね。
さすが新城監督って感じだし、撮影の小宮山さんが青春恋愛映画を撮り慣れてるのでしょうね、その手腕が大きかったんじゃないかな。
それから、内容なんですが、片思いごっこがあっさり始まるの。
片思いごっこが、ごっこである必要性に疑問を感じる前に、勢いで話が進んで行くんです。
ごっこである理由を掘り下げても、そんなに面白くないだろうから、これでいいんじゃないかな。
それからね、恋愛映画なので、恋のハードルが必要なんですね。
ごっこである事で、好きになってはいけないっていうのが最大のハードルになります。
ただ、恋のライバルたちは、手塚は多少ひねくれてるが良い奴だし、花咲にいたっては純粋な子でハードルにはならないんですよね。
そんな中で、ハードルになったのがSNSだったの。
これからの恋愛映画は、SNSがハードルになる作品が増えてくるのかな。
逆にSNSの力を借りる恋愛映画も出てくるかもと思ったけど、遙か前に『電車男』が有りましたね。
最後に、この映画の一番良かった事は、片思いは楽しい事だって思い出させてくれた事かな。
恋愛映画だと片思いの辛い事が印象に残りがちだけど、楽しいからこそ辛くなるんだもんね。
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