サポート・ザ・ガールズのレビュー・感想・評価
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Calm Down♥テーマはそれだけ。
テーマは1つ。Calm Down
雑に最初の導入部は描かれている。人間関係が全く分からない。様だが、そんな事はどうでも良いと分かって来る。
要は、コンフューズする彼女の姿だけ追えば良し。
男どもは元弁護士の老人でも、若い物理的女性には興味ある。また、典型的な男性のスポーツであるボクシングの勝敗に、この酒場でワイワイ騒ぐ。肝心な場面が見られず、地団太踏む髭面男の虚しさが分かる。結局はアリ対猪木の様な試合が笑わせる。つまり、『そんなに見たけりゃ家で見ろ』となる。
つれづれなるままにひぐらしバーで仕事して、安月給で生活をしなければならない貧困なるアメリカ経済を思い切り皮肉ったのだと思う。
アメリカには実際にこんな男たちいるし、さらにクスリと拳銃が加わる。だから、あのクラッカーは嫌味そのもの。ものすごく良い。
もっとも、アメリカにはロスアンゼルスに一回行っただけだが。
「車が走る音が好き」
シスターフッドもの作品であり、そして何より現場責任者のお仕事作品ともいえるプロットである
そして今作のキモは、誰かを"正義"として崇め立てるカタルシスは一切無く、主人公も含めてその全てが"脛に疵持つ"一筋縄では行かない登場人物のオンパレードである 要は転んでもただでは起きない強かさをキッチリ描くという点に於いて、勿論感情移入は出来ないが、但しその不貞不貞しさをカラッとしたアメリカのハイウェイ近郊の気候と重ねた様な粗っぽい画質と共にスクリーンに映し出す造りである
なので、ストーリーエンドの構成には賛否両論があるのは致し方ないが、しかし今作はその現実を淡々と描く事にフォーカスされているであろうことなので、ハッピーエンドには終わらせないビターな印象に、観客へのメッセージ性を突きつけてくる 曰わく「こんな出口の見えないハイウェイのような入組んだ複雑さを作り出した人類はそれいいの?」と・・・ その全てが合理性を突き詰めれば、どんどん人間は排除され、そして残ったのはロボットだけ ハートシールを剥がしまくるのは感情を消し去るメタファー 或る意味、ディストピア作品としても読み解けるかもしれない内容である
そんな中、唯一自分が寄り添える人間が、主人公の夫 あの男の気持が痛いほど理解出来るのは自分以外にいない筈だ エンドロール後の、あの声だけの台詞は、あの夫なのだろうか・・・ 何方かご存じの方教えて下さい
アリーマイラブ好きなので。
主演のレジーナホールはアリーマイラブのコレッタリップなので、懐かしくなって見に行ったのですが、コレッタ(違う)をクビにするレイシストなオーナーが、これまたアリーマイラブのマークアルバートだったので、本当にびっくりしました。
※アリーマイラブは98-02年のアメリカのテレビドラマです。私はこのドラマが大好きなのです。
マークとコレッタはアリーマイラブの中では絡みがないのですが、嬉しくなりました。
スポーツバーのマネージャーのコレッタ(違うけど役名覚えてなくて)は、自分は離婚しそうで、店の女の子のトラブルに親身になってあげてて、なんか強盗入ってるし、スポーツバーなのに映らんテレビの対応とかもしてて、とっても有能なマルチタスカーなんだけど、どうにもこうにもうまくいかなくて、その原因がクソオーナーで、そのくそオーナーとついに決裂して仕事を辞めることになった、と言う話。
フェアではない世界で、女同士助け合って必死に生きるけど、上手にはいきまへん。でも、それでも生きていくねん!という感じですかね。
転職面接先の屋上で、一緒に店を辞めた女の子たちと叫ぶラストは、唐突でありながら爽やかでもありました。
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