「タイトルしか知らない奴が観た。」劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦 MAKOさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルしか知らない奴が観た。
帰省中、暇つぶしに皆で映画でもと思い甥っ子に何か観たいの有るかと聞いたらコレ1択だと言う。
自分だけ別のを観ようかとも思ったが、スポ根物なんて前後分からなくても楽しめるからと言う姉の説得を素直に聞いて親族4人で鑑賞。どうせ暇つぶしだ。
さすが集英社だね。入場者特典が豪華だ。
なんてどうでもいい事を感じつつ鑑賞開始。
やはりというか当然だが誰が誰かさっぱり分からない。が、モノローグのシーンで大事な部分は何となくは分かる。ベタだがスポ根物なんてそれでいい。細かい部分は分からないが、なかなか熱いストーリーだ。
1試合だけで1本の作品にするというのも個人的には嫌いじゃない。ビジネスとしてはどうかと思うが。
流石Production.IG製作だけあり作画が丁寧で綺麗だ。特に汗と筋肉の表現が素晴らしい。動きの演出にキレが有るのもバレーボールの激しさを上手く表現している。
そんなこんなを感じているうちにどんどん作品に引き込まれていった。
そしてクライマックス、驚異の長回しで演出されるラリーは素晴らしい映像体験だった。このシーンだけでも劇場で観た価値は有ったと思う。エピローグで更に混乱したが。
鑑賞後、素直に皆で面白かったねと言いあえたのもいい経験だった。
クライマックスの長回し凄かったねと言ったら、あれは決着ラリーの緊張感を演出しているのだという姉からの回答。流石だ。
姉は鑑賞本数は自分に遠く及ばないが、演出意図を読み取る感性は遥かに上だ。
本数観りゃいいってもんじゃ無いな。
当然1本の映画としての評価は出来ないが、映像作品と割り切れば自分なんかでも充分楽しめた。
劇場版の続編が出来たなら、又皆で観たいと思う。
レビューじゃ無くて日記だねコレ。