「表情緩みっぱなしの2時間半」おーい!どんちゃん La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
表情緩みっぱなしの2時間半
しんゆり映画祭 にて鑑賞
これはやられたなぁ。観終えてから時間が経つにつれてジワジワ何かが心の中に広がって来ます。
共同生活を営む売れない3人の役者が乳飲み子・どんちゃんを育てる羽目になるお話です。どんちゃんには、沖田修一監督の実の娘さんが当てられ、その生後半年から3歳までが記録されています。
全編が「なんじゃそれ?」といったオフビートなコント的エピソードで綴られ、「そんなお話必要か?」と思いながらもニヤニヤと観てしまう展開には沖田修一カラーが横溢しています。2時間半もあるフワフワしたお話なのに飽きないのは、何と言ってもどんちゃんの可愛さあればこそです。お話には全て脚本があるのですが、演技をできる筈のないどんちゃんの絶妙の表情が全てをかっさらって行きます。こんな笑顔を見せられたら監督も父親として堪らなかっただろうなぁ。そうした愛情がスクリーンから漏れ出て来ます。特に、ポスターにもなっているお昼寝のシーンは、台詞が全くない静かな長回しなのに、美しくて可愛くて僕の「Best Scene of the Year」はこれに決定しました。
そして、上映後の監督・キャストの皆さんのお話がこれまた楽しくてニコニコしっ放しでした。
本作は大きな映画館での一般公開の予定はなく、小さな上映会などを続けて行く予定なのだそうです。勿体ないなぁ。
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