「歌姫の犠牲」ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY YOUさんの映画レビュー(感想・評価)
歌姫の犠牲
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まず、時間経過がわかりにくい。
物語は1983年(彼女が20歳のとき)から始まるが、それ以降は表示されず、「8年経ったな」とかのセリフや、「マンデラ釈放」「湾岸戦争」などの歴史的な事件でのみしか表現されない。
アメリカ国民にはなじみ深い出来事かもしれないが、日本人のオイラにはイマイチピンと来ず。
有名な国歌斉唱は91年、映画「ボディガード」の主演は92年だ。(表示ナシ)
オープニングとエンディングに1994年(これは表示アリ)のアメリカンミュージックアワードを持ってきているので時系列的にも混乱する。
まぁ彼女の絶頂期がココなので、アワードを最後にしたかったのはわかるが。
ここまで犠牲を払って育てた娘クリスティーナも3年後の2015年に亡くなっている。(しかも母とよく似たシチュエーションで)
クリスティーナの恋人ニック(遺産管理人が彼を訴えている)も2020年に死去した。
この辺は作品には描かれないが、なんて呪われた一家なのだろうかと思う。
ちなみに母のシシーは2022現在も健在である。
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いなかびとさんのコメント
2023年1月8日
コメントありがとうございます。ヒューストンのドキュメンタリー映画はあまり評判が良くなくて、私には不思議でした。
歌手のドキュメンタリー映画は色々製作されていますが、私が観た限り良いものはあまりありません。私を感動させたのは、これとアレサ・フランクリンの教会コンサートのドキュメンタリーくらいです。「ボヘミアン・ラプソディ」の成功で、ミュージシャンを主人公にした映画がいっぱい作られています。感心できる映画は殆どありません。残念ですけれど。