「エンドロールまでがひとつの映画」The Son 息子 Kikiさんの映画レビュー(感想・評価)
エンドロールまでがひとつの映画
「ファーザー」でとても感動したので期待が大きかったのですが、今回は当事者を疑似体験というものではありませんでした。ぐるぐるまわる洗濯機が暗喩的。
鬱がなんたるかではなく、それに寄り添うことの難しさや、(医師たちはnot enoughと言っていたものの)愛情深く支えようとしてくれる数々の手があること、彼らも同じように悩みながら生きていることを示しているのかな、と解釈しています。(それから、医療的措置の重要性も。でもこの脚本に関しては、医療従事者から当人へ同意を得る方法は、もっと別の持って行き方もあったのではと思ってしまう)
悲しい終わり方ではありますが、エンドロールの一番最後のメッセージを読むまで席を立ってはなりません!
あれも日本語訳して出すべきだと思いました(そして記憶しておくには長すぎて、共有できず残念です。。)
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