「タイトルなし」美と殺戮のすべて えみりさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
ナン・ゴールディンの写真は好きだった。ただの倒錯というより、突き抜けてくる現実界の力に、アクティングアウトというよりは、現場の力、おそらく政治的でもある生きる力に惹かれていたのか。この映画を見てそれがわかった。姉の話は辛いと同時に、ナンヘノ贈与なのだ。このアクションの背後に姉がいる。死にかけた彼女だからこそ。
オピオイドのことは聞いてて、どうにかならないものかと思っていた。どうにかならないはずはない。
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