「ケイト・ブランシェット」TAR ター みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
ケイト・ブランシェット
に陶酔し、震撼させられる。
孤高の指揮者そのものというよりそれ以上、彼女だけであれば満点。
ストーリー展開はやや散漫ですっきりしない。
数々の問題が降りかかるが、その真偽もはっきりしない。
どこまでが錯乱なのか、仕組まれたのか、モヤモヤが残る。
こういう観賞者に投げかける展開は個人的には余り好みではない。
ラストもどうなんだろうか。
途中にもどんな名音楽も価値観が違えば騒音という場面があったが、
ラストもそれに近い意味なのだろうか。
どうにもすっきりしない分、☆を減じた。
それにしてもケイト・ブランシェットは凄かった。
それだけでも大スクリーンで観る価値はあった。
残念。
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