「知らぬ間に毒が体を廻っている映画」TAR ター 溶かしバター大盛りポップコーンさんの映画レビュー(感想・評価)
知らぬ間に毒が体を廻っている映画
毒素の強い映画はこの世に沢山あるけど
この「TAR ター」は知らぬ間に
観ている私達に毒が廻る作品。
カリスマ女性指揮者ターの天才的能力を
堪能する物語と思っているといつの間にか体は痺れ
危険を感じる。
しかし!フラグだらけでちゃんと伝えない演出なので
ハマらない人には邪悪で地獄。
ハマる人は毒と共に快楽天昇。
これ、もっとサスペンススリラーが上手い監督が
撮ったらもっと怖いし
ハートフルに撮れなくもないし
トッド・フィールドという
ニュアンスを楽しむ監督の作品なんだなーっていう
楽しみ方をしました。
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