「音やリズムを支配したい主人公が、段々と調子を狂わされ、徐々に人生を...」TAR ター ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
音やリズムを支配したい主人公が、段々と調子を狂わされ、徐々に人生を...
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音やリズムを支配したい主人公が、段々と調子を狂わされ、徐々に人生をコントロール出来なくなっていく様を、静かだけれどソリッドに、ダイナミックに描く。
キャンセルカルチャー、芸術至上主義vsポリコレ、ポストフェミニズムなど、幾重にもテーマが複雑に絡み合っているので、紐解きは大変。
・なぜ、モンハン?
・オルガが謎めいてよくわからない
・被害者側をfade-outさせることでそこに寄り添う話にはせず、加害者側メインで描く。ただし、反省などの心情は分からないまま。
・会話劇メインで画や会話で仄めかすものが多いので、読み取りや解釈が多く求められる。特に、会話での伏線や仄めかしが多い印象。
・燃ゆる女の肖像、パリ13区の、ノエミ・メルランが出ている。画的にすごく印象的。エマニエル夫人どう演じるのか気になる。
・東南アジアを都落ちに使っているが…
2度見るにしても、何かしらの解説を聞いた上でじゃないと意味ないと思える映画。
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