無限の広がりのレビュー・感想・評価
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母と娘はいつも特別
ペネロペにしかできないぶっ飛びママ!長女はママを常に守る立場でママと遊んであげたり一緒におふざけしたりママを慰めたり。ママを一番愛している。だから本当は息子になりたかった長女。長女が見ている白黒テレビに映ってる歌手はいつのまにかママになって、素敵なヘアメイクにドレスで美しく歌っている。美容室帰りのママがナンパされ、ママは美人過ぎるから!と言う長女に「私はチョーブス!」と変な顔するママ=ペネロペは本当に可愛い。
70年代のローマは空き地がたくさんあって土管や葦の茂みもあって、子どもたちが探検したり肝試しする場所に事欠かない。でも空き地はどんどん使われる対象になってアパートやビルの新築工事が遠景に見える。余白がなくなっていく時代でもあった70年代。
6月、Uno, due, tre!で学校の制服を窓から放り投げバカンスの始まり。家族親族総動員でバカンスへ!男は男で女は女で子どもたちは子どもたちで遊ぶ。いけない!と言われることを子どもはする。ペネロペだけが静か=子どもが居ないことに最初に気がつき最後はホースの水をみんなに浴びせて自分も遊んでしまう。次はクリスマス、その次はカーニバル。毎年賑やかに無限に続く行事、大人はちょっとうんざりするけれど子どもはいつも無限に楽しい。そんな節目節目が繰り返される中に挟み込まれる夫婦の危機ーこれも無限。
70年代のカラフルなサイケデリックな模様のドレスやインテリアが素敵だった。車も町の中の人混みもよく70年代にしたなあ!ママのために新調したリビングのソファの色は赤!ペネロペの色。
最後の長女の歌は、サラとママに捧げる歌だった。
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