「食わず嫌いはもったいないから見てほしい!」キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド シンジマンさんの映画レビュー(感想・評価)
食わず嫌いはもったいないから見てほしい!
まず一言!
めちゃくちゃ面白かった!
キャプテンアメリカ4作目。
新キャプテンアメリカとしては初の映画作品。
定番のオープニングファンファーレは今作では無し。
多分新しいキャプテンアメリカに集中してもらう為だと思う。
冒頭のアクションでつかみはバッチリ。
盾と翼を使ったファイトスタイル、ワカンダ製のスーツの能力を存分に見せつけてくれる。
相棒の2代目ファルコン、トレスとの相性もかなり良かった。
政治スリラー、サスペンス要素のバランスも良かったと思う。
日本の要素がかなり絡んでいたのは驚いた。
サム、ロス、共に葛藤と責務に押しつぶされそうになるところもしっかり感情移入出来た。
中盤の空中戦も見どころの一つ。
サブキャラだったファルコン時代ではここまでのアクションを描かなかったのでかなり興奮出来た。
長らく登場しなかったサミュエル・スターンズもかなり厄介な能力でこれまで出てこなかったヴィランで良かった。
クライマックスの戦闘シーンは大迫力。
新キャプテンアメリカとレッドハルクの凄まじさを見事に表現出来ていた。
最後もサムのカウンセラーとしての設定が活かされていてGOOD!
病院でのラストシーンのサムのセリフ…
「キャプテンアメリカは完璧でないといけない」
「重圧に押しつぶされそう」
「努力が足りているのか不安になる」
と打ち明けるセリフは演じているアンソニー・マッキー本人の言葉として重なって聞こえた。
そして相棒のトレスからは「何があっても諦めずに戦うファルコンに憧れていた」と返される。
スティーブ・ロジャースを見習い奮闘していたサムだけど、自分自身も憧れのヒーローとして認められていた事に気付くシーンは感動もの。
アクションもストーリーも最高の作品だった。
過去作の要素はかなりあるので未視聴の人は評価が分かれるかも知れないが、
特に見なくても問題ないとされていた作品「インクレディブル・ハルク」が注目されるのは嬉しい。
同伴した家族(ハルク、エターナルズ未視聴)もかなり楽しめたようなので劇中のセリフを聞いてれば色んな設定は「まぁこういうことかな?」くらいの感覚で見て問題ないと思う。
ポストクレジットシーンでは「世界はここだけだと思うか?」と別の世界のヒーロー集結を示唆するセリフが。
来年公開予定のアベンジャーズも楽しみだ。