劇場公開日 2022年11月3日

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「アクションもユーモアもパワーアップ!! 何人かのキャラクターの魅力もここ日本での作品の扱いも」犯罪都市 THE ROUNDUP とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アクションもユーモアもパワーアップ!! 何人かのキャラクターの魅力もここ日本での作品の扱いも

2022年11月3日
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"真実の部屋"へ
ネ!1…2…天丼というのか前作からの被せたおなじみネタが満載で笑えた。弁護士の"スタン"さんは帰ってこなかったけど、相変わらずのユーモアと大盤振る舞いキッレキレなアクションがパワーアップしてあの強行犯が帰ってきた!! 4年後を描く続編にあたり新しい冒険をするというよりも、前作一本目の成功した方法論を同じ方向性でさらに突き詰めた感じで正しい進化を遂げていた。例えば股間ギュッや署長説得 etc.。所謂"韓国ノワール"味よりもエンタメ全振り!!
とにかくアクションが最高すぎた!初登場ファーストカットがまさかの同じな我らがマ・ドンソク=マ・ソクト。けど今回は平手打ちじゃない、最初から投げて殴って殴って殴りまくる拳!そして前作より狂暴度が増し、"映画映え"する悪役。例えばベトナムで社長から差し向けられた刺客となる殺し屋たちが潜む部屋でのアクションやエレベーター、そしてバスでのアクションシーンなど破壊力がスゴい!! 作品終盤(の捜査?作戦?)はスリリングで見応えあった!電話を先に切りやがった。

班長のこと好きになった!前作では、本来現場側の上の立場であるはずなのに主人公たちに"捕まえろ"ばっかり言う、少しイヤなやつ感もあったけど、本作では前作からのキャラクターは踏襲しつつも、より愛すべきキャラになっていたし、彼の犯人逮捕に向けての頑張りも見られてよかった。愛すべきキャラといえば、あの股間ギュッされる不法滞在情報屋(?)も。
前作ではケガしてしまう強行犯の若手捜査員には後輩ができていたし、この辺りの何気ないやり取りや描写も笑えたり熱かったりした。2人で犯人倒すのいい。そして最後は皆でおつかれさまと祝いの盃を交わす?周りから迷惑そうな目で見られながらも本人たち楽しそうなのは、現実でもああいう騒ぐ傍迷惑な客たちがいるわけで、けどそれもこうやって背後にある命をかけた経験が見えれば多少寛大な気持ちになって許せるかもねってことだろうか。

P.S. まさかの最後に日本語版主題歌を聴かされるとは!

俳優ナム・ムンチョル様を忘れません

とぽとぽ