「主人公に共感することなく終わる映画」ドライビング・バニー Toruさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公に共感することなく終わる映画
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ニュージーランド映画、第20回トライベッカ映画祭審査員特別賞を受賞した作品ということに惹かれて鑑賞。
貧困と服役した前科により、法律的に最愛の子どもたちに会うことを許されない主人公が、子どもたちと暮らすことを目指しつつ、愛娘の誕生日を祝うまでをドラマチックに描いた作品。
ストーリーはテンポ良く、飽きることなく集中するも、本人自らの愚かさで、自身を悪い方悪い方へと持っていってしまう展開に、最後まで主人公に共感する瞬間がはぼないという不思議な映画。
キャスティングは秀逸、心休まる部分を探し続け、エンドロール間際の瞬間にのみ少しホッとする。ニュージーランドという国の一端を垣間見た時間。すっきりせずに鑑賞は終了。
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