配信開始日 2022年8月5日

「【”安全への脱出”今作は、タイの雨水により水没した洞窟に閉じこめられた少年サッカーチーム13人の救出劇を、名匠ロンハワード監督がドキュメンタリータッチで描き出した作品である。】」13人の命 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 【”安全への脱出”今作は、タイの雨水により水没した洞窟に閉じこめられた少年サッカーチーム13人の救出劇を、名匠ロンハワード監督がドキュメンタリータッチで描き出した作品である。】

2025年10月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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ー 2018年6月23日 タイ北部のチェンライ県にあるタムルアン洞窟に、雨水により水没した洞窟に閉じこめられた少年サッカーチーム13人を17カ国、延べ5000人が携わり助け出した実際に在った事故の映画化である。
  私は、2019年にタイで製作された「THE CAVE サッカー少年救出までの18日間」を映画館で観ているために、多少感動が薄れた所はあるが、流石、ロン・ハワード監督である。
  手堅く、まとめてある。
  実際には,タイ政府の初動の遅さが状況の悪化を招いたのであるが、敢えてそこは描かずに、リック(ヴィゴ・モーテンセン)、ジョン(コリン・ファレル)、麻酔医者であるハリー(ジョエル・エドガートン)、クリス・ジュエル(トム・ベイトマン)、ジェイソン・マリンソン(ポール・グリーソン)に焦点を当てて描いている点が成功している。

  洞窟内に溜まった雨水を、田んぼに排出する事を農家たちに認めて貰うシーンも、効いている。6月末に大量の雨水を田んぼに放出すれば、稲は全滅するのに農民たちは許可するのである。(最後、タイ政府が保証金を出した事が流される。)

  一番は、矢張りリックが、麻酔医であるハリーを呼び、躊躇う彼を説得し、麻酔状態にして一人一人、長い洞窟の雨水に没した水中を搬出するシーンのリアリティである。
  良くぞ、撮影したモノである。

  ■最初は一人救出できれば、ヒーローだったのが、一人救出すると家族を含めたタイ人達からの願いの重さに耐える姿や、タイ人のダイバーが一人救助活動中に亡くなったり、ハリーは、父の死に付き添わずに救助活動をした事や、リックの子が心配して電話してくるシーンを淡々と描いているのが、逆に奏功していると思う。

<今作は、タイの雨水により水没した洞窟に閉じこめられた少年サッカーチーム13人の救出劇を、名匠ロンハワード監督がドキュメンタリータッチで描き出した作品なのである。>

NOBU
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