「警察の上層部の闇が好きな国民性」警官の血 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
警察の上層部の闇が好きな国民性
警察を舞台にした物語で、警察組織の問題を取り上げられることがある。上層部の腐敗や別動組織の存在、出世に絡んだ足の引っ張り合い等。欧米で作られたものでは組織絡みの犯罪や腐敗よりも、現場の警官が腐敗してるって話が多い気がする。
韓国の警察ものも日本に近い。どちらの国も組織の腐敗とか大好きなんだろう。または単純にそういう腐敗が生まれやすい(もしくは実際に生まれている)状況なのかもしれない。
本作は違法捜査をしている疑いのある刑事を内偵することになった若手刑事の話。刑事を調べる刑事はどこの国でも嫌われる。そりゃそうだ。で、その捜査がグレーゾーンなのか黒なのかって境い目を判断しようとするうちにその上司に惹かれていくって展開は予想通りだった。父親との関係性も絡んでくるのも悪くない。警官の血ってタイトルだからな。
つまらないわけではないが、盛り上がりに欠けていたというのが正直な感想だ。後半若干わかりづらかった展開だったのが原因かも。
韓国映画の警察ものはこの程度では満足できない!
投稿してから気づいたが、これ日本の小説が原作なのか。やっぱり似たようなものを好むところもあるってことだ。
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