「白でもない黒でもない」警官の血 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
白でもない黒でもない
185センチのチョ・ジヌンが肉厚のガタイに高級スーツをまとう。顔圧も相まって、ダークヒーローの雰囲気が漂う。高級マンションに住み、ベンツで捜査に向かう。腐敗の匂いがプンプンするんだけど、麻薬組織を容赦なく追い込む。
捜査現場のアクションは、迫力満点。カジノの2階から犯人と揉み合ってそのまま1階のフロアに叩きつけられる。痛い、絶対痛い。便器へに背負い投げも悶絶しそう。手術用の電動ノコは、さすがに脅しですよね。
まさか、やっちゃうとは(絶句)
万国共通で、刑事・警察官に忌み嫌われる監察部門。訳ありで監察部門の犬となった新人刑事ミンジェ。ミンジェの父も刑事で殉職している。警察の組織的な裏金の成り立ちも絡めながら、スリリングにストーリーが進んでいく。
日本が舞台の原作とは思えないくらいハードに仕上がっていて、めちゃくちゃ自分好みの作品でございました。
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