マイ・ドッグ・ステューピッドのレビュー・感想・評価
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犬と作家
学生ならともかく、逆になぜ一緒に暮らしているか理解できないガタガタファミリー しかし父自身もスランプの為、ガツンとは言えない様子 闖入者が猫か小型犬だったら、家族の鎹になっていたのだろうけど、何処からかやってきたのはブサイクでゲイな大型犬だった 大雨で失踪癖があるようで
娘の彼氏を手始めに愛犬の仇のドーベルマン、海辺の人にまで 父の、今迄は趣味が良かったのに失望した、勝っただけではなく後ろから屈辱を与えた(ロメロ君?)とか作家らしいセリフや、あらあなた裁判官だったの?のサプライズには笑ってしまった
途中4−じゃなくて6−?と思ったけど2は戻って来たからか 拗れた人達には本音を吐き出すのが利くということか
マイ・ファミリー・ステューピッド
スランプに陥いり最近は著作を出版出来ていない55歳の作家が、嵐の夜に迷い込んで来た大型犬を飼ったことで変化して行く話。
4人のパラサイトな子供たちと妻と豪邸に暮らす、25年前にベストセラーとなった作品を書いたものの、その後は酷評を受けてばかりの主人公が自分には出来ないことをやってのけた犬を気に入って、と問題ばかりの家族に実は天才?な犬まで加わって…。
犬が活躍するか翻弄されるか、ベートーベンみたいな感じなのかと思ったけれど、ステュピッド君はバカ犬なのか天才なのか、のらりくらりで特別活躍っぷりをみせる訳ではなくて、主人公が変わる切っ掛けをくれただけ。良い味出してたけれどw
コミカルな描写もそこそこあるにはあるけれど、行き詰まって息詰まる作家が妻と子供たちに翻弄されつつ家族と自分を見つめ直していくちゃんとしたドラマで、どちらかというと大人しめの空気感。
最後はちょっと展開も大人しめだったけれど面白かった。
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