「お金をかけ(られ)なくてもアイデアと脚本で面白い映画は出来るというお手本ですね」MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない ごーるどとまとさんの映画レビュー(感想・評価)
お金をかけ(られ)なくてもアイデアと脚本で面白い映画は出来るというお手本ですね
ほぼオフィスの一室内だけでお話が進むワンシチュエーションコメディで、いかにも低予算作品なので「カメラを止めるな!」を思い出した方も多いはず。
なぜかタイムループもの、タイムトラベルものって好きなんですよね。洋画では『アバウト・タイム 愛おしい時間について』など数多く良作がありますし、邦画では『サマータイムマシン・ブルース』なんてすっごく面白かったですよね。
今作は本当にしつこい位に(笑)オフィスの日常が繰り返されるのですが、その度に少しずつ業務改善がされていくところや、タイムループに気づいた社員が一つ上の上司を順々に説得していく様などいろいろお仕事風刺が効いていて社会人の方なら(わかるわかる!)とニンマリされたのでは?特にパワーポイントでプレゼンするところね、とても良く出来たパワポ資料でした!!
マキタスポーツさんがやっぱりイイですねぇ。最初は単なる業界ノリの軽い上司と思っていましたが、実は部下思いの熱いお人で…。
日本の会社の縦社会システムを揶揄していたり、下請け弱小会社(映画では広告代理店ですが)の悲惨な労働状況を描いていたり、皮肉もありつつのお仕事コメディの佳作。
タイムループものが好きなので少しオマケの4点です。
この作品、是非舞台化してほしいなぁ。
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