美男ペコパンと悪魔のレビュー・感想・評価
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NOと言えないフランス人…日本人だけど
事故にあい意識不明となった彼氏の読んでいたヴィクトル・ユゴーの美男ペコパンを読みながら彼女が付き添う話。
約束を忘れていた彼氏とケンカして帰った翌日、事故の知らせを受けて病室へ行くと、外傷はないけれど頭を強く打ち意識が戻らないと言われ…。
美男ペコパンの主人公とヒロインを件の2人で演じさせつつ、現在の話しと回想をみせていく流れで、これはペコパンをみせたいのか高校生カップルをみせたいのか…。
美男ペコパンの原作は知らなかったけれど、こちらは有りがち単純明快ファンタジー。
そして高校生カップルは彼氏のやさぐれ話しこそあれど、これと言って特に見所が無い様な。
判りやすいしアドベンチャーとかファンタジー好きの人にはハマるのかも知れないなとは思ったけれど、それはあくまでも美男ペコパンに対しての様な感じもするし、ニコイチにして絡めることでそれなりに尺を埋めた感じだけれど、観ている最中も見終わっても、これと言って残るものは無かったかな。
それにしても、1週間ぐらいは経っているのかと思ったw
現代と中世ヨーロッパの物語が交錯するダークファンタジー!
横浜国際映画祭で、ひと足先に観てきました!
原作はヴィクトル・ユゴーで、現代の高校生カップルと、本の中の中世ヨーロッパの世界が交錯して話は進んでいきます。
映像がとても綺麗で、美しい風景とCGが融合した世界はとてもファンタジックで、出てくるクリーチャー、昆虫人間や大鹿もカッコいい!
途中、しかけ絵本や影絵のような表現も挟まれていることで、話のテンポも良く、物語の中に入り込んだようなファンタジーの世界に浸る事が出来ました。
対して、現代のシーンでは、高校生同士の何気ない会話や日常の積み重ねが丁寧に描かれており、感情移入しやすかったです。途中、ホロリとさせられるシーンもあり、幻想的な冒険物語とリアルな現代をリンクさせる事で、より面白みが増していました。
ユゴー原作なだけあり、展開は最後まで読めず、飽きる事なく楽しめました!
原作を読んでみたくなりました。
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