「放映されている映画館は少ないが良い作品でおすすめ。」マルセル 靴をはいた小さな貝 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
放映されている映画館は少ないが良い作品でおすすめ。
今年219本目(合計870本目/今月(2023年7月度)5本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
こちらの作品。まぁ、大阪市でこのような知的な映画というと放映されている映画館といえば限られている事情もあって、朝から行ってきました。
映画といえば映画ですが、一般的な「映画」と「アニメ」的タッチの半々的な取り方がされている部分があります(予告編や公式HPなど参照のこと)。また、主人公マルセル視線のため、人間という人間がおよそ出てこず(一部除く)、そのマルセル目線であるため、普段見ないような光景まで描かれています。ここは良かったところです。
ストーリージャンルといえば「探し物」の分類になりますが、その探索手段として登場するのは、キーボードのキー程度なら自在に操れるということで、YotubeやTwitterらしきものまでいろいろ登場します。ただ、お子さんが見ることも想定されているのか、IT系の描写に関しては配慮があります(あまりにもマニアな内容は出てこないようになっている)。
今週はどうしてもインディジョーンズ等があるため本映画がヒットしにくい事情ではありましょうが、それでも見て損はない映画のタイプだろうと思います。
「完全な映画のタイプではない」が、「アニメタッチでもない」という中間的なタイプの映画なので、好き嫌いがはっきりすると思います。「予告編を見る」などで確認するのをお勧めします。
採点に関しては下記を考慮したものの、フルスコアにしています。
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(減点0.1/謎のモザイク表示(電話番号関係))
・ 途中、電話番号か何かが写るシーンで薄くモザイクがかかっているシーンがあります。おそらく実在する電話番号なのだろうと思いますが、通常映画というのはこのような描写の場合、電話番号をフルに描写しないか(途中で切れるようにする)、架空の電話番号であることが明らか(999-9999など)にすることが多いです。
まぁ、予算の関係もあるし、そこにモザイクがかかっていたからといって連鎖的に他の理解がおいつかなくなるほどではないので、減点幅としては小さく見ています。
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