劇場公開日 2022年12月16日

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そばかすのレビュー・感想・評価

全156件中、1~20件目を表示

4.0恋愛至上主義の社会の中で

2023年1月31日
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鑑賞方法:映画館

他者に恋愛感情を抱かない女性の葛藤を描く作品。社会はなぜか恋愛至上主義的にできている。社会を構成する上で結婚制度は大きな柱となっていると言えるが、結婚とは愛を持ってなすことだというのが、なぜか大前提となっている。「恋愛」という日本語は明治期に成立したと言われるが、それ以前の時代では結婚は個人のものというより、家と家のためのもので経済的事情によるものだった。明治になって西洋化の一貫で、愛の結婚という概念に置き換わっていったに過ぎない。つまり、愛の結婚は、別に絶対の真理でもなんでもないわけだ。
江戸時代の家のための結婚が良いというわけではないが、現代社会にもふさわしい社会の在り方や結婚制度があってしかるべきではないか。必ずしも性愛によって結びつくものじゃなくてもいいのではないか。むしろ、そろそろそういう新しい制度や習慣のあり方を模索した方がいいのではないか。
この映画はそういうことを考えさせてくれる。近代の社会を支えた制度自体がもう合わなくなってきているんだと思う。そういう意味で、本作の主人公は全く珍しい存在じゃないし、多くの人の共感を呼ぶはずだ。

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杉本穂高

3.0そんなに他人の恋愛って気になる?

2025年6月22日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

人生で一度も人を好きになったことがない女性が、周りの恋愛観に振り回される話。

この手の話で毎回思うけど、他人の恋愛観ってそんなに気になるもの?
レズでもゲイでもアセクシュアルでも、「へーそうなんだー」で終わらないのかな。
ただ、好きですと告白して「人を好きになれない」と言われたら、それは確かにショック。
でもキレてなくてもいいじゃん。「人を好きになったことがないってどういうこと?」みたいに聞き返せよ。

多様性って、他人に無関心になることと近いと思ってた。
でもこの映画を観て、マイノリティな考えと直接触れるときに「ふーん、それってどんなものなの?」と伺う姿勢のことなのだと思った。

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パンダマン

4.0なかなか面白い

2025年6月14日
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鑑賞方法:VOD

恋愛感情が分からない性的欲求も湧かない女性が結婚を勧めてくる母親や周りと関わりあいながら自分と向き合っていく。
それぞれに何かを抱えている人達の個性の作り方が上手い。
一歩踏み出して自分の本当の気持ちを伝えた時に分かってくれない人もいればどこかに必ず分かってくれる人もいる。それだけで前向きになれる。全速力で走る姿に気持ちが表れていた。

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ゆうき

3.0三浦透子は「そばかす」の主題歌も歌っている。 「天気の子」の主題歌も歌っている。 他にも三浦透子は映画の主題歌をいくつも歌っている。 演技も歌も上手いなんて器用な人だ。

2025年6月6日
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鑑賞方法:VOD

難しい

動画配信で映画「そばかす」を見た。

2022年製作/104分/G/日本
配給:ラビットハウス
劇場公開日:2022年12月16日

三浦透子(蘇畑佳純)26才
前田敦子(世永真帆)31才
伊藤万理華(篠原睦美)
伊島空(⽊暮翔)
田島令子(蘇畑宮⼦)
坂井真紀(蘇畑菜摘)52才
三宅弘城(蘇畑純⼀)

玉田真也という監督は知らない。

2025年7月4日に「夏の砂の上」という映画が公開されるようだ。
出演者は、オダギリジョー、松たか子、満島ひかり、光石研など。
豪華キャストだ。

三浦透子をはじめて見たのは2020年の「ロマンスドールだった」
高橋一生と一緒にカラオケに行く女子大生役だったと思う。

やたらと歌が上手い。「歌、上手いなあ」と驚いた。

三浦透子は「そばかす」の主題歌も歌っている。

「天気の子」の主題歌も歌っている。

他にも三浦透子は映画の主題歌をいくつも歌っている。

演技も歌も上手いなんて器用な人だ。

そばたかすみは30才。

物⼼ついた頃から「恋愛が何なのかわからないし、いつまで経ってもそんな感情が湧いてこない」

そんな女だった。

母親に無理やりお見合いをさせられた。

その男とちょっと付き合ってみたが、

友達としてのつもりだった。

しかし、相手のほうに恋愛感情が芽生えてしまった。

そして、ホテルの部屋でキスを迫られる。

オレ的にはここがこの映画のハイライトだった。

ここのやりとりが自然で、実際にこういうことがありそうで腑に落ちた。

後日、かすみは小学校時代の同級生の男と偶然再会した。

その男と同じ保育園で働き始めた。

男に実は自分はゲイだとうちあけられたが、かすみは「へー」と思うだけで
驚きもしなかった

また、かすみは別の日に、中学時代の同級生である、まほと再会した。

意気投合し、キャンプに一緒に行く。

後日かすみは、まほが元AV女優だと知ったが、特に驚かなかった。

かすみは保育園で、シンデレラのデジタル紙芝居を作るように言われた。

まほがシンデレラは男性目線で描かれていると怒り出し、
それを聞いて納得したかすみは、
王子と結婚しない選択をする斬新なシンデレラの物語を作った。

上演の日、子どもたちは楽しんでくれていたが、
保護者たちが騒ぎ始め、紙芝居は中断されてしまった。

この映画はオーディエンススコアがやたらと高いが、
多くの人が共感できたのだろうか?

オレの
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。

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ドン・チャック

5.0ひびく

2025年5月12日
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鑑賞方法:VOD

知的

三浦透子さんの持っている空気感が主人公「かすみ」によく合っていて、物語に引き込まれていった。
次々とかすみに近づく人間の癖が強いなぁと思ったけれど、自分の日常にもあり得ることのように思った。他人同士、家族間では人は上澄みしか知らない事が多い。自分のうちなる部分を晒すのには勇気がいる。この作品は人を固定観念で見ている日常にチクリと刺すものがある。好きな脚本です。

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Yosshy

3.5生きてる以上は、逃れられんが

2025年4月22日
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鑑賞方法:VOD

知的

難しい

大雑把な分類だが、地球上には性別が2つしかなくて、異性同士がお互いを好む事が、オーソドックスな恋愛……?、とのるのかな?
ソコに多様性を持ち込む事で、性別も細分化していくだろうし、恋愛対象も多岐に渡る……人物でない物にまで対象が拡がる。
人生の醍醐味の一つでは有り得る、とは思うものの、そんな恋愛を全く不要とする人生もまた有り得るものなのか?……。
人それぞれだから、否定はしないが…。
否定はしないが、なんだな損な氣もする…、当人が望んでるのなら、イイのだろう。

先人達の生き方からの洗脳が解かれ始めてイイ頃なのかもしれないな……と感じさせらた。
いろんな人達のちょっとした我慢で固められた既知の概念が窮屈ならば、崩れてもいいのかもしれない。

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奇妙鳥

3.5そばかす

2025年4月20日
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おんなじような人がいて、どっかで生きてるんなら、それでいいやって思えるような映画。
三浦透子の演技かすごい。

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ABCD

3.5うーん

2025年4月20日
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鑑賞方法:VOD

もっと共感できるかと思ったけど、そんなに共感できなかった。。
あと全然関係ないけど保育士資格なくてもあんな風に働けるんだっけ??

どこのシーンか分からないけど、結婚しないことに理由なんて必要ないって思ってたけど、周りの人にとってはそうじゃないんだなと。変な例えだけど、進学校に行ったのに大学行かないみたいな感じだなぁってぼんやり思った。
別に大学行かないのも、結婚しないのも悪いことじゃないし、本人がそれでいいなら何だっていいはずだけど、親とか身近な人にとってはメジャーな道から外れるわけだから何か納得できる理由が欲しいのかなと。本人からしたらほっといてって感じなのはもっともなんだけど、1人で生きてるわけじゃないしなぁって。

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ぞの

4.0恋愛しなくてもいいと思うわ

2025年4月19日
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知的

幸せ

私の祖父母の時代の人は大抵の人が恋愛してないですよ。戦後、資本主義が拡大していく中で、マーケット戦略として恋愛がターゲットになっただけなのかもしれないですね。そのマーケット戦略が、現在は“推し”などの個人消費に移っただけなのかも。

だから、佳純の様なアセクシャルの人がいても全くおかしくない。だって恋愛はただの戦後の社会概念だから。アセクシャルをテーマにした作品を鑑賞したことがなかったから面白かった。

私も今若かったら、忙しいし楽しいことがいろいろあるしで恋愛してないかもしれません。社会は変化しましたね。

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ミカ

4.5恋愛も結婚も考えてないけど…

2025年4月19日
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しろくろぱんだ

2.5多様性のストーリーだったのかな? 観かたを間違えたかな こじらせ女...

2025年4月15日
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難しい

多様性のストーリーだったのかな?
観かたを間違えたかな

こじらせ女性のストーリーとして
観てしまった
女性に共感される映画なのかな

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いのしし

チェロ弾いてもいないのにチェロ止めるはなかろう

2025年3月8日
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マサシ

4.5主人公に共感が多かった

2025年1月10日
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鑑賞方法:その他

泣ける

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ぽっか

3.5多様性ってことだろうけど

2024年9月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

単純

私は19からバイで バツ5でずっと自由だったからこれが普通だったぁぁ
人は自分が好きで生きるのが1番だねぇ

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drchu

5.0自分らしくいることで

2024年8月29日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

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るる 移行

3.5多様性を叫ぶ

2024年7月27日
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鑑賞方法:VOD

つくづく人間て、男とか女とか、同性愛者とか、カテゴリ付けしたがる。人が集まるとついそう言う話になる。男女でいるとそういうくくりにされる。自分もきっとそう。こちらの何気ない発言が相手を傷つけているかも。シンデレラの話、最後まで見たかったし、子供達にも見せてあげてほしかった。

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いつこ

4.5見えない境界線

2024年7月8日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

 この映画で表現する、普通を定義をしておく。女性は「年頃になると結婚し子供を産むことが幸せ」ということを普通と定義する。ヒロイン佳純の妹、睦美はこの普通どおりに生き今身籠である。佳純は三十歳を超えても付き合っている男性もいないことから、普通の概念に支配されている母親から強引に見合いの場を設定されてしまう。
 佳純は、普通ではない「恋愛感情、性欲」を持てない女性だ。佳純役の三浦透子が男性からアプローチをかけられると戸惑った無機質な表情が彼女の普通とは異質な特性を表現している。家族にも社会にも男友達にも誰も佳純の異質性を理解されない。佳純は砂浜に座り海を見つめているシーンが何度も描出される。佳純の諦観に似た表情の哀切さがたまらない。
 佳純が砂浜で寝転んでいる時、偶然中学の同級生真帆と出会う。二人は、キャンプに行き意気投合し友達付き合いを始める。真帆もまた元AV女優という普通とはかけ離れた異質な世界を生きてきた女性だ。しかし佳純は真帆の生き方を無条件に肯定する。異質な人間は異質な人を理解できるのだ。二人が親友のごとく付き合う姿が微笑ましい。
 佳純が勤める保育園でのデジタル紙芝居の発表で佳純と真帆が考えた「シンデレラ」の挿話でのトラブルは、異質さを普通の人間が安易に認めない証左だ。この時佳純が「すみません」と言って頭を下げるのは自己否定だ。普通の力に屈した佳純が切ない。
 佳純は「宇宙戦争」のトム・クルーズが逃げて走るシーンが好きだと言う。その走り方は佳純自身だからだ。ただ保育園の同僚が佳純と同じ異質で「同じ人がいるのなら俺もこのままでいい」と言われる。自分と同質の仲間を知り「私は異質のままでいいんだ」と気付いたとき、佳純は、逃げるような走り方ではなく普通という強固な境界線をようやく超え初めてどこかに向かう力強い走り方とあふれる笑顔を見せ本当の自分を自己肯定できたアサダアツシの脚本と玉田真也の演出による秀逸なエンディングに救われた思いがした。

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かな

4.0流されない生き方

2024年6月13日
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鑑賞方法:VOD

共感した。なぜ母親は結婚しろとうるさいのか。
異性の友人と一緒にいるとすぐに恋愛に結びつけるのか。おひとりさまは寂しそうと決めつけるのか。
楽しみ方は人それぞれです。このままでも良いじゃないか。

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Olivia

4.5それでいいんだよ

2024年3月18日
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もい

3.5多様性を考える1作

2024年3月3日
PCから投稿

人を好きになるって、もしかしたら御伽話の「刷り込み」?。
そもそも恋愛って何?

「シンデレラ」の電子紙芝居。なるほど、今思うと確かにそうかも。
淡々とした中にも、少し訴えるものもあったかな。

主演・三浦透子さん、初見。
どうも田畑智子さんに見間違えてしまう私・・・。

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ゆき@おうちの中の人
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