「伝えたいわけではなく伝わってほしいわけでもなく」はだかのゆめ 湯さんの映画レビュー(感想・評価)
伝えたいわけではなく伝わってほしいわけでもなく
なぜこんな撮り方を選択したのか。どんな人たちがこの作品を作ってどんな意図を隠そうとしているのか。考えるほどこの作品が大切に思えてくる。
なにか、個人的な映画は認められないという事になったの?映画は何かを伝えるためのもの以前に、作者や主人公の個人的な物語を覗き見て、深い部分で何かを感じるものという根本的な事をすっ飛ばしている観客も多い。この映画には、人には意味が無いように見えても、個人にとっては意味のあるものが散りばめられているのに、他者を分からないまま否定するのは悲しいなという気持ち。
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そうしさんのコメント
2023年7月27日
いま早稲田松竹でみてきました。そのとおり、主題はなに?とかこのシーンの意味は?とか。強迫観念で映画をみてるような方々には苦痛なのかもしれないですが、母を亡くしたことの心の風景ともいうべきものを見事に表現してたと思います。
両親がここ2年で亡くなってて、代弁してくれてるようにも感じて、なんとも言えず最後に泣いてしまいました。