僕の巡査のレビュー・感想・評価
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題名からは想像がつかない内容
あらすじを読まないで鑑賞しただけに、まさかこんな複雑な三角関係になるとは…
でも、あの海と崖とその上の台地を舞台にとてもきれいな映像の中でストーリーが進んでいったため、重いテーマながらも思ったよりもスッキリ観れたと思う。
ハッピーエンドなのかどうなのか考えさせられるラストシーンも、しっかり余韻が残り印象深い。
観てみるとなかなかの良作なのだが、題名が何だかあやしげで作品の品位を少し落としてしまっている感じがするのは私だけだろうか。
負の歴史
映画のハリースタイルズが観たくて観たのだけど、
そこがクライマックスだった。
同性愛を禁ぜられた時代に隠れて逢瀬を重ねる二人、
愛はあるのだろうが保身の為に結婚したせいで、
三人全ての人生が無駄な時間になってしまったと言う
なんとも切ない話。
題材は面白かったのだけど、キャラクターに深みを
あまり感じられなくて、
同性愛者が初めて結ばれるシーンや、
2人の関係を知った後の妻の嫉妬のシーンなど
重要なシーンが割と軽く描かれてるような気がしました。
ラストは妻にとってはハッピーエンドだったのか?
しかし彼女のこれまでの虚無な何十年と言う人生で
自分の役目は果たしたと言う事なのか?
2人への復讐か?
男からするとモヤモヤが残る映画でした。
時を超えて自分と向き合って
それぞれの愛と贖罪の物語。対象は普通の人々だ。イケメンなハリー・スタイルズが普通の人に当てはまるかはさておき。今と昔、それぞれ演じるキャストがなかなか似ている。出会いは1957年、ハンサムな警官。だけどそれだけじゃなかった。彼の絵も描きたいが誤解されたくない…。赤裸々に綴った日記を読んで、当時を振り返っていく。仲良し三人組に秘められた秘密と真実。美術館で働いていて芸術に造詣があるパトリック。彼は警官という生き物が苦手だったけどトムとの出会いで変わった。世間一般的に粗野な警官。だけど彼は違った。トムの葛藤。『ブロークバック・マウンテン』で言えばイニス、そんな自分に困惑している。そこに重ねられる今日の状況の変化、取り巻く境遇がまた胸を締め付けるのか。『アナザー・カントリー』のルパート・エヴェレットというのもまた感慨深い。
勝手に関連作品『モーリス』『アナザー・カントリー』『ブロークバック・マウンテン』『つぐない』
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