Dr.コトー診療所のレビュー・感想・評価
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新しい命
ドラマシリーズから16年ぶりの続編となる映画化だけど・・・コトー先生が病気を患ってしまうというちょっと悲しいストーリー。
ドラマは観たり観なかったりでほぼ把握してなく原作も知りません。
何だろう?吉岡さん演じるコトー先生。
あの優しい雰囲気で自転車に乗ってからの「Dr.コトー診療所」、のタイトルが出ただけで涙がでちゃったりして。
中盤過ぎた辺りで島に台風、台風被害で犠牲者多数なんだけど、島の人を守るという信念、自分が白血病を患ってるにも関わらず島の人の治療にあたる姿は泣けました。
観てる側からすれば効率が悪いなとは思うし助手をしてた高橋海人演じる判斗の方が正論言ってるし効率いい事言ってるけど、でもコトー先生の一生懸命な姿いいよね!
柴咲コウ演じる彩佳も無事出産、この雰囲気だからコトー先生死んでしまったのね!って思ったら赤ちゃんが立ち上がってからのコトー先生が手を握って抱き上げるシーンは良かったし泣けた。
コトー先生の優しい雰囲気に癒されました。
今ちょうどDisney+でオレンジデイズ観てるんだけど柴咲コウさんはいつの時代も素敵ですね。
あと吉岡秀隆さんって俳優歴かなり長いけど私のなかでは歌手のイメージも強くて、当時「月」「ラストソング」好きだったな~
特にラストソングは今さっき聞いたんだけど今聞いてもいいっすね!気になった方は聞いてみて下さい。
ドラマシリーズの映画化ってやはり鑑賞する方が多いですね~いい映画でした!面白かったです!
離島医療に邁進する医師の生き様
人気TVシリーズの16年後を描いた作品。16年前に頼ることなく、今をしっかりと描いている。歳を重ねても変わらぬ島民を想う強い意志で離島医療に孤軍奮闘する医師の姿と、彼と島民との強い絆を描いた感動感涙作である。離島医療の現状と問題点にも真摯に向き合っている作品の姿勢が良い。
今作の舞台は、日本の西端にある志木那島。19年前に島で唯一の診療所医師となった主人公・五島健助(吉岡秀隆)は、今では島民に信頼され、唯一無二の存在となっていた。数年前に看護師の星野彩佳(柴咲コウ)と結婚し、第一子の誕生が近づいていた。そんな平穏な状況の中で、健助にある変化が起きていた・・・。
健助を演じる吉岡秀隆の俳優としての成長が顕著である。特に健助の様な優しさの中に強い信念を秘めた日本人らしい役は独壇場である。健助は病魔に侵され、妻と誕生する子を残して死にたくない、死と向き合った患者の気持ちを本当に理解できたと吐露する。今までの己の未熟さを恥じる。歳を重ねても謙虚な姿勢は揺るぎない。
健助の対極に二人の若者がいる。医学を目指し挫折した原剛洋(冨田亮)と、離島医療を勉強にきた新人医師・織田判斗(高橋海人)だ。織田は、健助のやり方に不満を持ち、剛洋は自分の将来に不安を抱えていた。
折しも、島に台風が襲来し、負傷者が診療所に次々と運ばれ、健助は周りの制止を振り切り病を押して治療を行う。織田は、健助依存の現状に怒りながらも、懸命に手術を続ける健助を支え続ける。剛洋も、健助の代わりに懸命に蘇生行為を続ける。
手術前の健助の所作に凄味がある。疲弊し乱れる呼吸を整えながら天井を見上げる。静かに集中力を高め鋭い眼光でメスを握る。修羅場と化した診療所での健助の姿を見て、織田と剛洋は覚醒する。
ラストシーン。言葉はなく映像表現のみ。吹っ切れた織田と剛洋の表情と誕生した子供の姿が印象的。この三人が健助の意志を受け継ぐことを示唆している。三人の成長した姿を観たくなった。
なぜこうなった!?俳優陣は熱演も、あのラストは受け入れ難い!?
原作コミックは未読ですが、ドラマはすべて観ました。
人を救って、人に救われて
ずっと、ここで生きてきた。
16年ぶりに、我らがコトー先生が帰って来ましたが、本作品は私の想像を超える完成度の低さでした。
やはり、この壮大な作品を映画化するには、あまりに尺が足りなさすぎると思います。
物語は、序盤は順調な滑り出しに思えましたが、物語が進むにつれて完全に失速しました。
途中あり得ない展開の連続に、伏線の回収などなく放り投げ状態で、ドラマでは重厚なストーリーが売りだったのに、通俗的な茶番劇に成り下がってしまったのは残念です。
色々あったけど、最後には大団円でフィニッシュならば許せたけれど、あろうことかコトー先生を死なせてしまうラストは、まったく受け入れ難いです。
映画『踊る大捜査線』で、死んだと思われた青島が、いびきをかいて寝ているだけだったとの前例もあるので、コトー先生も彩佳に、もたれかかって亡くなったのではなく、疲れて眠りこけていることにして、連続ドラマ・スペシャルドラマでやり直して欲しいです。
懐かしい風景
青い海と緑の島の風景。その中を自転車で走るコトー先生がスクリーンいっぱいに広がった時は懐かしさでいっぱいになり涙が溢れました。自転車は電動になっていたのも良いアクセントでした。
でもコトー先生が病気になるのは必要だったのかな…原作を知らないので原作通りなのかオリジナルなのかわからないですが。コトー先生に一人の肩にかかる離島医療の厳しさは病気がなくても充分に描けたのではないかと思います。ハント先生の言っていたことが全てで、崖崩れのシーンではトリアージも必要なのでしょうし。
タケヒロくんの東京での葛藤とか挫折とかを深掘りしても良かったのかなと思います。コトー先生を病気にするよりも。
脚本が安直
〇剛洋にコトー先生が『医者じゃないから助けられなかったと思うなら、医者にならなくて良かった』と言ったところで、不思議な言葉だと考え続けたのだが、その後の剛洋の行動でその意味が納得できた。
〇カイトの演技、存在が際立っていて今回の見どころである。
〇不幸な結末をハッピーエンドに締めくくったのには救いがある。
×慣れているはずの地域での台風襲来の時のけが人の多さと島民の行動には作り話的な違和感 がぬぐえない。 ここが致命的。
×Dr、コトーの身の処し方には客観的合理性を欠くので納得できない。
悲劇性を作り上げたつもりだろうけど。
×カイトが後任を続ける気になったあたりの描写が抜けている。 ここも安直。
×剛洋が復学したのか、また医学生になった経緯もすっ飛ばしている。 ご都合主義が目に付く映画でした。
いろいろ難点はありながらも、鑑賞した後は豊かな気分にはなれました。
全体的には良かったと思います。
めちゃくちゃ楽しみにしてました。
ドラマでは、毎回泣いていました。
今回映画を観る前にと過去作品を全て見返しました。
大好きなドラマでした。
公開2日目の土曜日に鑑賞してきましたが、年配の方が多い印象でした。
皆さんドラマを観られてたんでしょうね。
映画の感想ですが、なんというか…事件は起こさなくて良かったのでは?と思ってしまった。
個人的な意見ですが、私が見たかったのは16年後も変わらない島の様子。
それだけで満足できたんだけどなぁ。
実際、序盤で剛宝丸が出てきた時に泣いたし、原さんを見て泣いた。
当時と同じ出演者たちの歳を重ねた様子を見て予告の段階でテンションが上がっていたし。
それぞれの俳優さん方をテレビで見かけることも多かったはずなのに役に当てはめると、あー16年経ったんだなと思える不思議。
台風による土砂崩れで診療所に急患が運ばれてきた時の違和感。
台風に慣れている地域なのに?とか、重症患者がいるのに、自分はまだかと何度も言う人…。
そこら辺で冷めてしまい、更に彩佳が倒れ、コトー先生も。
そして倒れた先生を誰も介抱しない。
詰め込みすぎた印象で、そこが残念だった。
あとは、剛洋にコトー先生が『医者じゃないから助けられなかったと思うなら、医者にならなくて良かった』と言ったところで、なんかモヤモヤしてしまった。
一番に応援してたのに?って…。
それが、剛洋が心臓マッサージをするシーンに繋がったのだと思うけど…コトー先生が突き放すようなこと言う?って思った。
剛洋は、引退していたのにこの作品限定で復帰したとの事で、そこは胸熱だった。
それなら邦ちゃんも引退したそうなので出ないんかーと思ってたけど、違う人が演じてて誰?ってなった。
そしてエンディング。
和田さんが撮った写真を流してくれたら良かったと思った。
昔の写真や今回撮ってた写真も見たかったな。
色々と残念と思ってしまった場面もあったが、コトー先生が赤ちゃん抱っこできてて良かった。
もう続編はないのかな?
また、島の日常が見たいなと思いました。
あと最後になったけど、和田さん幸せそうでめちゃくちゃ嬉しかったー!!
ドラマ版のファンとして望んでいた展開ではなかった
前半はドラマ編の顔見せも兼ねた展開で、懐かしく鑑賞していました。ただ、肝心のストーリーが・・・。成長した剛洋が登場してきたあたりから、なんというかモヤモヤしてきました。剛洋はコトー先生に憧れて、コトー先生のようになりたくて上京し、医師を目指していた。それが大学を中退して医師にはなれず、クリニックで事務のバイトをしていた。なんで?なんでそんな展開にするの?医師になって島へ帰って、コトー先生の後を引き継ぐような展開を期待していました。これでは映画を見た後に、もう一度ドラマ版を見返す気にならない。そりゃ医師になるのは簡単なことじゃない。挫折や苦悩もあるでしょう。でも、こういう設定はないと思いました。コトー先生が今までの無理がたたり、病気になってしまう。島のみんながコトー先生にばかり頼り切った結果、コトー先生が倒れてしまったという設定も悪くはない。でも、それが急性骨髄性白血病などどいう重病である必要はないし、それならそれで、今度は医師になった剛洋がコトー先生を助けるような展開にはできなかったのか? 島が嵐になり、大勢の島民がケガをして診療所に駆け込んでくる。これ映画版に必要?ドラマ版で見たし。白血病になり、安静にしてなくてはならないコトー先生、でもやっぱり医師なので、島民のために自らの体を投げうって手術や診察にあたる。全員助けたいというコトー先生の変わらぬ思いはわかるけど、なんとなく感動の押し付けのような気がしてならなかった。ドラマを映画化すると、色々詰め込み過ぎてしまう。その典型的な失敗例だったと思う。わたしは剛洋が医師となって島に帰ってきて、病に倒れたコトー先生を救う(恩返しする)、彩佳とコトー先生の結婚に至るまでの話、そして彩佳が出産する感動のシーン。この3つが見たかったです。医療物に山場は必要だけど、ちょっとドラマ版と違う感じがしてならなかった。最後の30分はコトー先生と矢吹丈がかぶって見えました。Dr コトー診療所ってこういう話じゃないでしょ?それが素直な感想です。唯一・・新キャストの髙橋海人さん演じる織田は良かった。彼の役どころは、今回の映画版には良い意味でスパイスになっていたと思います。
映画の尺では
テレビシリーズから16年ぶりのドクターコトーだから楽しみに拝見させて頂きました。
コトー先生も白髪になり前作から20年経った設定で彩佳さんとも結婚し子供がおなかにいるのは少し驚きました。
ストーリーはのめり込む様に面白かったですが、映画の尺の関係か無理矢理詰め込んだ感があります。コトー先生自身にふりかかる病を診療所や島の人達とどう関わって解決するシーンが見たかったのですが、全て省略されて最後の感動的なシーンになりますが、私の心の中ではコトー先生は病を抱えながら完治しないまま島で医師を続けているのだったら素直に最後のシーンは喜べません、ただ彩佳さんのおなかにいた子供がよちよち歩きで歩けたので数ヶ月の間にコトー先生が東京の病院で治療して島に帰ってからも治療して完治に向かってるなら感動出来ます。ここはテレビシリーズでじっくりとやって欲しかったです。
【”医は仁術なり。”自分の身体状態を差し置いて、台風災害に遭った島民への的確なトリアージを指示、実行するDr.コトーの尊崇な姿が印象的な作品。崇高な絵画のような、ラストシーンも佳き作品である。】
ー TVドラマは見ていないのだが、(元々、TVドラマは見ない。)今作品はドラマ未聴者に優しい作りである。登場人物は多数だが、序盤を見るだけで、大体のDr.コトーの周囲の人間関係が分かるからである。
物語の構成もシンプルで(褒めてます。)、物語にすんなりと入って行ける。-
◆感想
・Dr.コトーが、島民の誰からも慕われる医者である事は、直ぐに分かる。故に、彼の診療所を継ぐと島民から期待されていたタケヒロが、挫折し隠れるように島に戻って来た姿には”大学を中退する前に仕送りを頼めなかったのか。”と一瞬思ったが、漁師の父のシンプルな生き方を見て、納得する。
ー が、タケヒロのような若者はコロナ禍以降、多いと聞く。金銭的理由で、進学できないとは、何とも切ない。島の人達の過剰な期待も、プレッシャーだったんだろうな・・。-
・都会の大病院の跡取り息子ハントが、研修医として派遣されるも、村の人達はDr.コトーに頼る。だが、ハントは心折れる事無く、与えられた仕事をコツコツこなす。そして、Dr.コトーが急性白血病で倒れた際にも”島民は、先生に頼り過ぎて来た!”と島民の前で言う気骨がある。
ー 今作は、ハントの成長物語でもある、と私は思ったよ。-
・台風が島を襲う中、土砂崩れにより、担ぎ込まれる島民たち。老人の呼吸が止まるも、人工蘇生を止めず”全員、助ける”と言う、病を抱えた、Dr.コトー。そして、倒れた彼に代わり人工蘇生をするタケヒロの姿。
ー 他の方々のレビューを読むと、このシーンへの違和感を唱える方が多いが、私は”Dr.コトーの島民への強い想いにより、再び立ち上がったのだ”と解釈したので違和感はなかった。
(”悲しい程、能天気”なんです・・。)-
■東京の大病院へ自身の細胞を送っていたDr.コトー。彼に、急性白血病だと伝える医者(堺雅人)は冷たく”東京に来れば、直ぐに入院させる”と告げる。
だが、Dr.コトーは島に居続ける。島民を守るために。
<ラストシーンは、少しドキドキしながら観た。
Dr.コトーの妻が産んだ幼子が、ハイハイからヨチヨチ歩きを始め、島の皆が笑顔でそれを見る中、幼子は藁の草履を履いた人に太陽が差し込む中、捧げるように宙に持ち上げられる。
Dr.コトーは、東京の医者も言っていたように、島に留まり自身の力で、急性白血病と戦っているのだろうと、私は解釈した。
(白血病は、今や不治の病ではない。池江璃花子選手は、一年以上掛けて、この難病を克服している。凄いとしか言いようがないが、このシーンで頭を過ったのは、池江選手の復活した際の、笑顔である。)
そして、皆の笑顔の中には、研修期限はとっくに過ぎている筈の、大病院の跡取り息子ハントもいる。
行政の後継者プランを、Dr.コトーは”自ら島を離れる事無く、実践したのだ、”と私は思った。
今作は、無医村だった島を時間を掛けて救って来た男を描いた、佳き作品であると私は思います。>
コトーの続きが観れるまで16年待っていただけの昨日
2022年映画館鑑賞71作品目
12月16日(金)イオンシネマ石巻
ハッピーナイト1300円
監督は『冷静と情熱のあいだ』の中江功
脚本は『涙そうそう』の吉田紀子
暫く無医村だった日本最西端の離島に赴任しおよそ20年間あまり島の医者を務めた男が白血病になる話
よっ!待ってました
待たせ過ぎだよコノヤロー(嬉し泣き)
お待たせいたしました
お待たせしすぎたかもしれません
フジテレビの高視聴率誇る人気連ドラが16年ぶりに映画作品として奇跡の復活
ファンタスティック!
初日公開鑑賞は生まれて初めて
休日まで待ち切れるわけがない
8時20分からの回なのに新型コロナを考慮したら満員といって良い
アラフォー柴咲コウ演じる彩佳が思いっきり孕んでいる妊婦姿
ベリーセクシー
孕ませた男は誰だよ
それは彩佳と結婚したコトー
吉岡秀隆演じる純朴そうな青年もやるときはやるね
すっかり白髪頭になっちゃって
スケベスケベこのスケベ
映画化がきっかけで16年前子役として出演したが既に芸能界を引退していた富岡涼が特別に俳優復帰
ナイスですねー
ガメラも観たよ
それにしてもすっかり変わり果てまるでエネゴリくんみたい
子役はなぜか小柄な大人に仕上がることが多いね
おててなんて19世紀のメジャーリーガーが愛用していたグローブみたい
よくいえばイケメンで物静かな佐藤二朗さんみたいな感じ
演技力もブランクを感じたが恥ずかしがることじゃございません
出ていてくれただけでハッピー
台風の被害で怪我人続出
病人まで運ばれるわ
診療室はてんやわんやでしっちゃかめっちゃか
彩佳お腹痛くなるしコトーは病気で倒れるし逆に笑っちゃう
素晴らしいファイトでした
それにしてももう少し島民も気をつけて生きろよと思う
ベテランの漁師がカジキのとんがったところが刺さって怪我するなんて某ギャグ漫画じゃあるまいしあり得ないよ
脇役では助産婦を演じた藤田弓子が良かった
連続ドラマ第1シリーズの千石規子的役割を担っているのかもしれない
劇場版コナンのような冒頭にこれまでの経緯を紹介するような親切さはない
コトーの大ファン以外は相手にしていないようだ
劇場版を観る前にテレビドラマの方を全部しっかり観ておいた方がいいだろう
初心者は朝加真由美が辿々しいセリフに右半身麻痺のような役作りをしている理由がわからないはず
テレビドラマを観ていたけど16年前ということで覚えていない人も多いかも
今はレンタルビデオ屋はどこも貸出中だろうからフジテレビ系の動画サイトで見るほかないな
脚本内容そのものは感動しなかった
当たり役コトーを演じる吉岡秀隆
与那国島のロケーション
コトーを頼りにする島の人々
それで充分じゃないか
年末年始の娯楽映画としては上々
商業映画として大成功しそう
多少脚本がイマイチでも最後に中島みゆきの『銀の龍の背に乗って』を聴くと千代の富士のような横綱相撲で強引に寄り切られてしまう
最後はなんだよ生きてたのかよ
でも来年スペシャルドラマそして新作連ドラの制作と放送が期待できる
素晴らしい
コトーは素晴らしい
素晴らしすぎると言っても過言ではない
コトーこと志木那島診療所の医師・五島健助に吉岡秀隆
志木那島診療所の看護師で数年前にコトーと結婚し妊娠7ヶ月の五島彩佳に柴咲コウ
剛洋の父で漁師の原剛利に時任三郎
スナックまりの経営者で竜一の母・西山茉莉子に大塚寧々
志木那島診療所の研修医・織田判斗に髙橋海人
志木那島診療所の看護師で美登里の孫・西野那美に生田絵梨花
彩佳の父で昌代の夫の星野正一に小林薫
彩佳の母で正一の妻の星野昌代に朝加真由美
元漁労長でリカの父の安藤重雄に泉谷しげる
村役場の職員で元診療所事務長の和田一範に筧利夫
村役場職員・坂野孝に大森南朋
剛利の息子で東京の大学で医者を目指している原剛洋に富岡涼
コトーが頼りにしている東京の大学病院の医師・鳴海慧に堺雅人
東京で働く茉莉子の息子・杉本竜一に神木隆之介
重雄の娘・安藤リカに伊藤歩
和田和範の妻で5人の子供がいる元志木那島診療所看護師の和田ミナに蒼井優
漁労長の元木渡に山西惇
漁師の山下努に船木誠勝
助産師で那美の祖母・西野美登里に藤田弓子
剛洋の幼馴染で漁師の山下邦夫に前田公輝
志木那島元村長・中村三郎に坂本長利
山下伸夫に中丸新将
追伸
記事によると中江監督は続編を作る気は無いようですね
残念です
でも何が起きるかわかりません
16年ぶりの続編でなんでもありな気がしてきます
フジテレビのトップが本気になれば別の監督で続編が製作される可能性もあります
コトーが儲かるなら企業としてはやるでしょう
期待してます
晩節を汚す
序盤はとても良い。
島の人とのふれあいや素晴らしい景観。
テレビシリーズのその後を想起させるとても丁寧な作りで期待が膨らんだ。
中盤の剛洋が帰ってきた辺りから雲行きが怪しくなる。
おいおい、そういうの要らんのよ。
テレビの頃から本当に父子揃って無能よね。ガッカリだよ。
そして終盤…。製作会社が変わったのか思うほどの胸糞展開。幼稚な演出。
倒れているコトー先生に誰も駆け寄らず、手を差し伸べず、皆でエール。
「コトー先生!!」「コトー先生!!」「コトー先生!!」
じゃねぇよ!救い様の無い無能集団。
手術が終われば、あれほど助けて助けて言っていた待合室の患者は綺麗さっぱり消えていて、能天気に喜び合うモブばかり。労い一つ無く、心配の声を掛ける者も居ない。
酷い。酷すぎる。
俳優陣には何の落ち度も無いため、星二つ付けていますが、作品としては星0.5くらいです。
テレビシリーズを見ていない人、安っぽいヒューマンドラマが見たい時間と金が余ってどうしようもない人向けの映画です。
追記:明確な解答を用意していないなら気安く「離島医療問題」とか取り上げるなよ。
ファンタジーへの寄せ方をちょっと間違えてしまった?
半夢遊状態の医師が、体力はゼロ、気力と使命感だけで奇跡の手術をやり遂げる、というのは、いくら映画とはいえ、ムリ過ぎでした。
それまでの展開と台風襲来という非常事態の中で、何かを感じ、何かをしなければ、と覚醒するハントとタケヒロをゴトー先生がサポートする。それが伝承の儀式となり、新たな20年が始まる……そういうほうがよかったのでは?
風光明媚な景色、伸びしろのある後継者、個性豊かな役者たち、色褪せない圧倒的な主題歌。
これだけ揃っているのだから、一番肝心なところはもう少しリアリティにこだわっても良かったと思います。
離島の医療という差し迫った現実の課題もそれなりに描いているだけに、物語としてファンタジーに寄せる部分をちょっと間違えてしまったような気がします。
他の方が書かれていないところを中心に…(採点内容でネタバレを含みうるので注意)。
今年366本目(合計641本目/今月(2022年12月度)19本目)。
今週は本数自体がそもそも少なく、本作かアバターかのどちらかに多く入りそうな気がします。
さて、こちらの作品です。
元のドラマ版?等を知らなくても、映画自体としては成り立っているしわかりやすいし、問題提起型と解するなら、それは他の方が書かれている通りのへき地医療の在り方、それを言い換えたとき、医師側の職業選択の自由(営業の自由(場所をどこにするかを含む)/憲法22)といった問題があることは容易にわかります。
ただ、映画の範囲内ではわかりにくいしおそらく想定していないと思いますが、さらにすすめると次のような問題点がまだ「リアル日本においては」残っています。
これらのことは、一応にも法律系資格を持っているとわかってしまうので…。
採点対象としては以下の通りです。
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(減点0.3/一部の描写の説明が足りないなど)
・ 以下について述べるようなことが映画内で問題提起されておらず、かつこれらのことは、上記のそのわかりやすい「へき地医療の在り方」以上にリアル日本では普通に起きることがらです。映画内で描かれているのに問題提起されていないのは、時間の関係や、そもそも一定の知識を前提にするなど仕方のない面などあるかなと思いますので、引いてもこの程度です。
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(参考/論点1/たまたま発見した重傷者を医師が発見し治療した場合どうなるか?)
・ そもそも、病院にいって治療を受けて健康保険証等をみせ、3割負担等で治療費を払うのは、その前提に医療行為を受けることそれ自体に「準委任」の契約的性質があるからです。
しかし、クリニックを一度離れてたまたま自宅に戻るときに倒れている人がいることを医師が発見しても、その人を救助したという場合、この場合はそもそも「契約関係」がないため、ここは事務管理(697条以下)の扱いになります。
そして、事務管理では費用は請求できますが、報酬は請求できません(報酬に関する規定を事務管理では明示的に準用していない)。この例、さらに「財布を落としたので警察に届け出た」、あるいは、「迷子の子がいたので、一緒に近くの交番まで行った…」、どれもが「お互いの助け合いの精神」で成り立っているため、それに報酬を与えることを想定していないからです。
費用は請求できても報酬は請求できないし、自己の意思に反する事務管理の場合、さらに請求できる範囲が狭まります(702条)。このため、最悪は「最低限の分しかもらえない」という事態も発生します。しかしそのために、医師が通りがかった人を放置することも普通しませんので、この場合どう扱うか?というのが一つの論点になります。
これは判例も何もありませんが、特に緊急事務管理(698条/身体への危害を免れさせるために行った行為)に関しては、特にその性質上、「医師その他の医療従事者が緊急的に救助を行う」等、想定される場面が限定的なため、その費用に通常かかるであろう金額を特例的に含めうるとする考え方等、いくつかの学説が対立します(判例は何も存在しない)。
(参考/論点2/意識不明な人を背負って治療をうけさせたらどうなる?)
・ 映画内では最初の1~2分あたりに出るところです。要は、
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Aは、道で倒れているBをたまたま発見して、Bを背負って医師Cのところにいって治療を受けさせた。Cは誰に対して請求できるか?
-------
…という問題です。
AとBの間には事務管理が成立しますが、事務管理の中に当然代理権まで含まれているわけではありません。したがって、AがCとの間で準委任の性質を持つ診察を受けさせるなどしてしまうと、それは単に(表見代理が成立しなければ)無権代理にしかなりません(最高裁昭和36.11.30)。 ※ 特殊な例外はあります。
すると、一応Cの治療でBが元気になったとして、CがBに費用(通院したとみなして、普通にかかるであろう負担額)を請求したとき、「そもそも私はAに(何かあったらどこそこ病院に連れていけなどという)代理権など与えていない」ということは可能で、その場合、今度はAとCとの問題が勃発していまいます(映画内では適当にぼかされている)。
このように、事務管理は「お手伝い・おせっかい、あるいは、助け合いの精神」のもとで成り立っているため、個々難しい問題を抱えています。毎日のニュースで「川でおぼれている女性を助けて表彰状…」といった問題も、裏ではこうした特殊な論点(費用は請求できても、報酬も賠償(※1)も請求はできないし、勝手に第三者を巻き込むと無権代理になるなどetc)が裏で動いていて、「助け合いの精神」で成り立つ事務管理が、「そもそも助けなんてもとめていなかったのに…」ということもあり(例えば、財布は落としたが、財布の中には何も入っておらず、財布自体にも価値はない等。忙しいのに警察などから電話がかかってきて「財布落としましたよと」言われても、どうでもよかったのに…と思ってしまう等は、よくあることかなと思います)、感情のすれちがいからトラブルになりがちなのがこの事務管理特有の論点です。
(※1) ここでいう「賠償」というのは、例えば「泳いでいる女性を助けようとして、あなたは助かりましたが、私の着ていた衣服は全部だめになってしまいました」という文脈における、その「賠償」の請求ができない、という意味です。
結局まとめると、
(論点1) 医師が通常のクリニックで行った診療と、クリニック外でたまたま倒れている人を見つけて治療した場合では、適用される条文が違うため、医師が損をするケースが存在する
(露店2) 助け合いの精神で成り立つ事務管理が、本人のためと思って医師を呼んだり第三者を巻き込むと(ほか、よくある例が、「台風がきてガラスが破れていたのでガラス業者を呼んだ」とか「水道があふれ出ていたので水道業者を呼んだ」とかというもの)などすると、その第三者との間との間で面倒な構成になってしまう
…というところです。
こうした問題はもちろん、この映画で描かれる2事例のように医療現場にも出てくることがあるので、そこをどう扱うか…という問題提起は欲しかったです。
まあ楽しめた。
脚本が雑。
過去作品の伏線を無理やり回収した感があるが、もう少し説明があっても良かったと思う。
また、医学的検証をもう少しきちんとすべき。
島じゅうあれだけ大騒ぎなのに、なぜミナは応援に来ないのか?
タケヒロは奨学金とはいえ、なぜ私立の医学部に行けたのか?
退学しても復学可能なのか?
あんな体調で心バイパスオペは無茶、
etc、、、
細かいツッコミは無しということで。
脚本が・・・
コトー先生や島のみんなや剛洋に会えたのはめっちゃうれしかったです
しかし物語の構成がてんこ盛り過ぎて時間が足らなかった印象です
この展開でいくと最後はどんな結末になるのかとなりましたね
例えば剛利さんのケガで一時間一話
剛洋の事件で島に帰ってくるが一話
コトー先生の病気の件で一話
がけ崩れの件が前後編一話づつを
150分に無理やり詰め込んだ感じに思いました。
予想はできましたが剛洋が再度医者を目指すのはよかったですね
あと最後にコトー先生が死ななくてよかった
伏線回収が足らない
話はまあまあ面白かったですが自転車が2台ある伏線が回収されていなかったです。剛洋君はボリューミーになって出てきてテンションは上がりました。高橋海人君はジャニーズ感は消していました。後半コトー先生が倒れますが皆棒たちで動かない、駆け寄るくらいしないの?って感じでした。あと後半は怪我人のオンパレードで手術しないと行けない人もいるのに実際に手術をしたのが二人だけで力石徹みたいに倒れて一年後って感じでした。コトー先生しっかり生きてます(白血病だったのにドナーとかの話もない)コトー先生ウチさんから身体に虫を仕込まれたのかと思えて仕方がないですね。
命を巡る、最大の試練
通常スクリーンで鑑賞(レイトショー)。
原作マンガは未読、テレビシリーズは視聴済みです。
過疎高齢化や僻地医療の抱える限界など、命を巡る様々な問題が容赦無く壮絶に突きつけられ、コトー先生史上最もハードな展開に心も涙腺もめちゃくちゃ刺激されました。
自身にも試練が降り掛かっている極限状態でも目の前の命と向き合い、「必ず助けますからね」と優しい言葉を掛け、諦めなかったコトー先生の姿に涙が止まらなかったです。
ですが、正直描き切れていない部分もあったのでは?
希望溢れるラストシーンにおけるコトー先生の生死についてはどちらともとれそうなので、全てを語らず、見た者に解釈を委ねる非常に映画的な描写になっていたのは良かったですが、離島医療の統廃合の件は結局どうなったのか分からぬまま。
判斗先生が残っており、診療所もいつも通り稼働していることを考えると、今回の台風の一件をきっかけに「各島に診療所は必要ではないか?」と計画が見直されたのかも。それだけははっきり分かるようにして欲しかったと思いました。
とは言え、「人を助け、人に助けられ、そしてこれからも生きていく」と云うテーマは、コロナ禍の今だからこそ余計に、とてつもない実感を持って胸に迫って来ました。
16年ぶりの続編にして完結編に、当時のキャストが殆ど欠けることなく再び集結したこと自体、とても感動的でした。
久々の新作を、作品世界に没頭出来る映画と云う媒体で製作した意義も感じることが出来、16年掛けて紡がれた物語の終着としてこれ以上のものは無いなと思いました。
長い月日の間に変わったものもありましたが、そこに暮らす人々の温かさは少しも変わっておらず、それだけで涙が。
登場人物たちの人生を体現した素晴らしい演技に心からの賛辞を送りたいと思います。ブラボー、そしてありがとう!
[余談1]
冒頭、青い海を俯瞰し、その中心を通っていくフェリーを映したカット、とてもスクリーン映えする素敵なシーンだなと思いました。「今から始まるコトー先生はドラマではなく映画です」と高らかに宣言する印象的なシーンだな、と…
ドラマを観ていた時から、志木那島の風景はスクリーンに映えるだろうなと感じていたので、本作で切り取られていた雄大な景色の数々に感動を覚えずにはいられませんでした。
[余談2]
映画館の音響で聴く「銀の龍の背に乗って」は格別の味わいと迫力と感動で、最高の余韻に浸ることが出来ました。
[余談3]
コトー先生が倒れたのに誰も手を貸さないことに違和感を抱きましたが、「コトー先生に甘え過ぎていた」と云う現実と危惧が実際の形となって眼前に突きつけられたことで、希望が絶たれたかもしれない絶望感に呆然自失し、思考が停止してしまって体が動かなくなった、と解釈することにしました。
[以降の鑑賞記録]
2023/07/22:FODプレミアム(レンタル)
2024/01/03:新春映画まつり!(地上波初放送)
※修正(2024/01/03)
脚本が終わってます
いやー
残念な映画すぎた。
今のフジテレビのダメさがわかる映画。
脚本が酷くて見てられんわ。
過去の成功体験にしがみついたらあかんわー
期待してただけに、悲しくなってきた。
課題をトリアージしない現代日本の反映
過去のテレビシリーズは録画保存した上で、映画公開直前に発売されたコンプリートBlu-ray BOXも購入し、何度も視聴しているドラマ「Dr.コトー診療所」ファンです。
<感想>
・過去作品の登場人物について、出演もしくはエピソード的に触れることでその後の様子がうかがい知れたのはありがたい内容です。
・完結版という位置づけで一連の作品の締めくくりになったと思います。
・作品後半の展開は、ムカつきしか残りませんが、日本社会の課題を濃縮して見せてくれているという観点で評価できます
<考察>
・クライマックスで、治療すべき患者が同時に多数発生した際、優先順位を付けず(トリアージせず)、全員助けようとして自滅する内容です。
・同じフジテレビ制作の医療ドラマでDr.コトーの後に放映されたコードブルーを通じて描かれた、厳しくも大切なトリアージと向き合う医者の姿とは真逆です。
・トリアージは治療を後回しにされる側にとっては厳しい判断であるものの、最大幸福を目指す行為であり崇高な行いです。
・諸外国と比較して過度な高齢者の延命治療や、コロナ対策など手厚すぎる保護を強行し、現役世代やこれから生まれてくる子供たちなどの次世代を担う人々に過度な負担を強いる日本社会の現実を反映した光景と重なります。
<その他>
・元漁労長の重さんが原剛利を呼ぶときにテレビ版では「たけとし」呼びだったのに映画版では「はら」呼びしていることに強烈な違和感を覚えました
・夢オチみたいなラスト
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